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特集 ・ 約 17 分

ジャズという言葉

憧れ、演奏、形容のあいだで

2018年11月9日、ベルリンのレーベル、ハビビ・ファンク(Habibi Funk)は、スーダンのバンド、ザ・スコーピオンズ(The Scorpions)と歌手サイフ・アブ・バクル(Saif Abu Bakr)のアルバムを出し直した。題は『Jazz, Jazz, Jazz』である。1 同じ年の8月、ハルツームで解説を書いたレーベルのヤニス・シュテュルツ(Jannis Stuertz)は、この盤の音楽を、力強く演奏された見事な管のアレンジと、ファンキーな背骨を担う勢いのあるドラマーと、それをまとめる歌い手の組み合わせと書いた。1970年代の犯罪映画のサウンドトラックを思わせる器楽曲から、伝統的なリズムを今の形にした曲、スークースへの寄り道まであるという。1 題に三度並ぶ語は、音の説明には一度も出てこない。ジャズという言葉が出てくるのは、バンドがいた場の名前としてである。2年後、同じレーベルがスーダンの別の歌い手の編集盤に添えた紹介文は、響きについて言えば、とはっきり断ってこう書く。

"Sudanese Jazz hasn't too much in common with the western idea of Jazz"(スーダンのジャズは、西洋のジャズという考えとあまり共通点がない)2

ダンス音楽やポップの文脈で「ジャズ」は、作り手の憧れの行き先として、実際に楽器を吹く人の経歴として、評者やレーベルの形容として使われてきた。ライブラリの曲に付いたこの語を、誰がどの場で口にしたかで読み分けていく。

ハルツームの「ジャズの場」

ライブラリにある「Nile Waves」は、この『Jazz, Jazz, Jazz』の7曲目だ。1 2018年10月12日、OkayAfricaのカム・タンビニ(Kam Tambini)はこの曲を先行公開し、ファンクの染みた器楽曲と紹介した。記事は盤を、スーダンのジャズの場を代表する一枚とされるもので、1980年代にクウェートで録音された、と書いている。3 原盤の年について、OkayAfricaは1980年代とだけ書き、2025年11月のDazed MENAでサラ・エルデワク(Sara Eldewak)は1980年の発売としている。4 シュテュルツの解説はどちらも書いていない。

シュテュルツの解説によれば、彼がこのバンドを知ったのは、eBayの競売で盤の値が日ごとに上がり、記憶では1000ドルに届いたときだった。スーダンの1970年代の音楽を扱う事典的な概説では、バンドは脚注ほどの扱いだったという。ハビビ・ファンクにとっては、選曲集でなく一枚をそのまま出し直す初めての盤になった。1 2017年、彼はハルツームで元ギタリストのアリ・ドッカ(Ali Dokka)の演奏を聴き、その年の12月、バンドの創設者の一人で1970年代初めから80年代まで率いたアミール・サックス(Amir Sax)にオムドゥルマンのナイル河畔のカフェで会う。アミールは、スーダンを訪れたジミー・クリフやルイ・アームストロングに会った話、クウェートのクラブの専属やテレビで演奏した話をした。1

解説は、1970年代から1983年まで首都には多くのクラブや演奏会場があったと書く。ヌメイリ(Nimeiry)政権は最初の十年は「ジャズの場」の音楽家を後押ししたが、1983年のシャリーア導入への転換から場は衰え、1989年のバシール(Bashir)らのクーデターがとどめを刺した。ジャズの場に連なるバンドの多くは、仕事と暮らしが難しくなった、という。1 エルデワクは、再発盤に付いた取材を引いて、ハルツームでは楽器が手に入りにくく、バンドはドラムを自作し、サックスを地元の高校から借りたと伝えている。4

「ジャズ」がここで何を指すのかは、2020年7月10日に出たシャルハビール・アハメド(Sharhabil Ahmed)の編集盤『The King Of Sudanese Jazz』の紹介文が手がかりになる。レーベルは彼を1935年生まれ、スーダンのジャズの場の父と紹介し、2004年のAl-Ahram Weeklyの取材から本人の言葉を引く。1960年代に自分たちの世代は新しい様式を持ち込んだ。欧州ではスウィングやタンゴがジャズやサンバやロックンロールに置き換わる時代で、スーダンもその若返りに影響を受けた。ウードと伝統音楽を学んだが、新しいものを作るにはギターが最適に思えた、と彼は話している。2 先の一文はこのあとに続き、レーベルは彼の音を、サーフ、ロックンロール、ファンク、コンゴの音楽、東アフリカの和声の組み合わせと言い直す。「ジャズの王」は比喩ではなく、ほかの音楽家と競って得た称号だという。2 Songlinesのガース・カートライト(Garth Cartwright)は2020年8・9月号の評で、称号は1970年代初めのコンテストで得たものと書き、西洋のジャズの観念に照らせば、様式はむしろロックンロールやファンクやサーフの混合だと述べた。5 ここまでの資料では、スーダンの「ジャズ」は、1960年代以降の新しい楽団とその場を指す名として使われている。ただしシャルハビール自身は、吸収した影響の一つにカリプソと並べてジャズも挙げている。2

作り手が目指した「ジャズ」

作り手の口から出る「ジャズ」は、目指した先の名であることがある。ザ・キンクス(The Kinks)のレイ・デイヴィス(Ray Davies)は、2025年にGuitar Playerがまとめた回想で、「You Really Got Me」を、当時好きだったジャズ調の曲にしたくて、サックスの旋律を軸に書いたと話している。弟のデイヴがその旋律を歪んだギターで弾き、曲を一歩先へ進めたという。6 ただし回想は一つに定まらない。Sound On Soundの2009年9月の記事でリチャード・バスキン(Richard Buskin)は、同じ言葉を引いたうえで、デイヴの、兄はジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)が大好きで、12小節のブルースに基づく音型を思いついたという話を並べ、レイが2001年のAustin Chronicleの取材で、書いたときはリードベリーやブルーンジーのようなブルースの曲にしたかったと言い直したことも紹介している。7 この曲の成り立ちはエッセイと「演奏と電子音」で扱った。

2016年のラヴィーナ(Raveena)は、「Johnny It's the Last Time」の編成の名として「生のジャズ・オーケストラ」を挙げた(Nylonのプレミア記事)。8 三週間後、The Line of Best Fitのケリス・ケネリー(Cerys Kenneally)も、同じ曲に「ファンキーなジャズ・オーケストラ」を聴いている。9 この曲についてはエッセイがある。2017年1月のThe Aquarianの取材では、『ラ・ラ・ランド』に出たジョン・レジェンド(John Legend)が、映画がジャズを扱うことを前提にした読者の質問で好きなジャズ演奏家を尋ねられ、自分はジャズ通ではないと答え、父親がかけたビリー・ホリデイやナット・キング・コールらの歌で育ったと話している。10 その後の授賞式の歌は「City Of Stars & Audition」のエッセイにある。

レーベルの文章の中で、語の出る場所が分かれる例もある。スキーマ(Schema Records)は、2000年10月に出たバーリ出身のニコラ・コンテ(Nicola Conte)のデビュー・アルバム『Jet Sounds』を、「イタリアの新しいジャズ・ポップの場」の前衛と呼び、20人近い音楽家が加わった盤と紹介する。11 2年後の『Jet Sounds Revisited』に添えた文章では、元の盤をボサ、ジャズ、60年代末のイタリア映画音楽に触発されたサイケデリックな素描で特徴づけ、コンテがニュー・ジャズの場全体から評価を受けたと書いた。その盤には「Missione A Bombay」を「Eddy & Dus vs Jazzalektro Mix」として作り直した版も入る。12 アルバムに先立って2000年9月18日に出たシングルの紹介では、レーベルは「Bossa per Due」をクラブ風に作り直したイタリアのボサと呼ぶ一方、「Missione a Bombay」は影響がよそにあると書き、シタールが支配する音、70年代の空気、ファンキーな打楽器の構えで説明している。13 この一曲の説明では、ジャズの語は使われていない。ライブラリの曲は『Jet Sounds』の盤名で入っている。

楽器を持つ人の「ジャズ」

ロンドンのDJでプロデューサーのクリス・ココ(Chris Coco)が2021年3月19日に出した「Lagrimas De San Lorenzo」の紹介文では、ジャズは一人の奏者の仕事として出てくる。ビートは中ほどのテンポに寄り、宇宙的なシンセと有機的な打楽器の層が、軽やかで深いジャズ・ギターを空へ運ぶ。そのギターは、アルゼンチン生まれでイビサを拠点にする名手マティアス・カメルマン(Mathias Kamelman)、別名カメルマット(Kamelmat)がこの曲のためだけに弾いた、という。14 同じ文章は、ジョージ・ソーラー(George Solar)と組んだ夏の島の三部作の二作目「September On The Island」を、トロピカルな「ジャズのスムージー」と呼んでいる。14 ココが別の曲の紹介で「バレアリック」を仲間の名として使う例は、「ハウスを修飾する言葉」にある。

トランペット奏者のセオ・クローカー(Theo Croker)は、経歴そのものがジャズに結ばれている。2025年4月24日のProgressive Rock Centralの記事によれば、彼はグラミー賞を受けたジャズ音楽家の祖父ドク・チータム(Doc Cheatham)の影響でトランペットを始め、オバリン音楽院でドナルド・バード(Donald Byrd)に学び、上海とニューヨークで過ごした。同じ記事は、6月13日に出るアルバム『Dream Manifest』の先行曲「high vibrations」を、歌手マラヤ(Malaya)と、プロデューサーで多楽器奏者のディーロー(D'LEAU)を迎え、ハウスの影響を受けた電子音の制作と彼のトランペットを合わせた曲と紹介した。15 同じ月、音楽ブログStereofoxの投稿者マーヴィン(Marvin)は、ディープ・ハウスの鼓動の上で、名高いトランペット奏者が「ジャズトロニカ」のテンポを宇宙へ漂わせると書き、マラヤの歌を「ボサ・ハウス」のテンポに乗る声と聴いた。16 9月、All About Jazzのカラン・コスラ(Karan Khosla)はアルバム評で、マラヤが歌う曲をクラブ向けに作られた曲と呼び、クローカーとバンドがハウスの勢いとジャズの勘を混ぜると書いた。17

吹いている本人は、この語の線引きそのものを退ける。2025年11月29日のSFJAZZでの公演を前に、KALWのツェゴ・レツォアロ(Tshego Letsoalo)の取材を受けたクローカーは、上海で過ごした頃を振り返った。

"in China, jazz meant Black music"(中国では、ジャズとは黒人の音楽を意味した)18

聴き手は、ジョン・コルトレーンもスティーヴィー・ワンダーもマイケル・ジャクソンも聴けるものと期待していた。それはアメリカの多くの黒人音楽家が訴えていること、つまり全部がジャズだという主張と重なる、と彼は言う。米国では今でも、自分がグルーヴを好むからといって、ジャズを演奏していないと決めつける興行主や門番がいる。聞き手に、アルバムには多くの人がジャズとは考えない純粋なダンスの曲もあると問われると、「ジャズ」と「ダンス音楽」を分けること自体が狭すぎると答えた。大事なのは、楽器と音楽性の高さと、その場と共演者に応じて生まれる創造だという。18 評者は曲に「ジャズトロニカ」「ジャズの勘」と様式や気質の名を付け、クローカー自身はジャズを、その場と共演者に応じる演奏のあり方として語っている。

「ロンドン・ジャズ」と呼ばれたバンド

演奏者の側の違和感を、もっとはっきり言葉にしたバンドがある。2018年2月9日、DJのジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)のレーベル、ブラウンズウッド(Brownswood Recordings)は、編集盤『We Out Here』を出した。レーベルは企画を「ロンドンの若いジャズの場」を祝うものと紹介し、北西ロンドンのスタジオで三日間に録った新録9曲について、ジャンルの目印より生の集中したエネルギーが大事な瞬間をとらえた、と書く。音楽監督はサックス奏者のシャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)で、最後の9曲目がココロコ(Kokoroko)の「Abusey Junction」だった。レーベルはこの曲を、詠唱するような声とそっと弾くギターを合わせた、抒情的で落ち着いた歩みの瞑想と紹介している。192021 All About Jazzのクリス・メイ(Chris May)は同月24日の評で、この盤を9組、35人の音楽家による若いロンドンのジャズの場のスナップ写真と呼び、ジャズの反抗の精神は生きていると結んだ。22

2023年10月6日、Afropop Worldwideのロン・ドイチュ(Ron Deutsch)は、同年7月のモントリオール国際ジャズ・フェスティバルでの公演前にバンドの面々に話を聞いた。記事によれば、ココロコはトランペット奏者のシーラ・モーリス=グレイ(Sheila Maurice-Grey)と打楽器奏者のオノメ・エッジワース(Onome Edgeworth)が2014年にケニアで過ごした時間から生まれ、アフロビートやハイライフのカバーから始めた。似た経歴のバンドが次々に現れると、評論家はこれを「サウス・ロンドン・ジャズ・シーン」と名付けたが、誰もがその名を好んだわけではなかったという。21 記事は、「Abusey Junction」がギタリストのオスカー・ジェローム(Oscar Jerome)がガンビアへの旅で思いついたギターのリフから育ったと書き、2019年にモーリス=グレイがFinancial Timesに語った、周りでバラフォンやコラを弾く人たちに囲まれていたので、オスカーの演奏はコラをまねている、という言葉を引いている。21

取材でエッジワースは、「ロンドン・ジャズの場」の一部と定義されることへの抵抗を、こう振り返った。

"we never sought to play jazz"(僕らはジャズを演奏しようとしたことはなかった)21

自分たちが演奏していたのは純粋にアフロビートとハイライフで、それでもロンドン・ジャズの場の一員だと言われた。音楽にジャズは多く入っているし、ジャズを演奏した曲もあるが、意図ではなかった。その語を貼られると自分で決める余地を奪われる、と彼は言う。一方で、仲間とともに育ち、ひとつの場になったことは自分たちを助けた、とも認めている。21 同じ取材でモーリス=グレイは、ジャズの学校で学んだ歴史を話した。ジャズはいつしか人が座って眺めるものになったが、もとは皆が集まって踊る音楽だった、その欠けていたものを取り戻そうとしている、という。21 2018年のレーベルと評者にとって、ジャズは場の名であり称賛の言葉だった。2023年の演奏者にとって、それは外から付けられた名札であり、同時に取り戻したい踊りの記憶でもあった。

評者とレーベルの「ジャズ風」

評者やレーベルがこの語を形容に使うとき、ジャズは曲の一瞬の身ぶりや、踊り場の想像図を指すことが多い。テルアビブの4人組サバーバ・ファイヴ(Sababa 5)の「The Bird Song」は、バトフ(Batov Records)から出た45回転盤の片面で、レーベルは「Popcorn」とともに「Birdie Song」を作り直した器楽曲と紹介する。紹介文によれば、鳥のさえずりに続いて、ハモンド・オルガンの和音とギターと中東のリズムが、おなじみの旋律への期待を高める。旋律はほとんどジャズのような堂々とした身のこなしで着地し、ゲストのマタン・カスピ(Matan Caspi)がダルブッカで腰を揺らす打楽器を加えるという。23 配信のシングルは2022年8月19日の日付で出ている。24 同じ文章は、このグループのそれまでの45回転盤が、BBC Radio 6 Musicのジャイルス・ピーターソンらに支持されたとも書く。23 ここでの「ジャズのような」は、着地の身ぶりに掛かる形容である。

語は区分の名にも組み込まれる。2024年1月12日、デリシューズ(Délicieuse Records)はノルウェーのリソール出身の作り手ダブロン(dublon)がサンフラワー(sunflwr)と組んだ「Turtle Jazz」を出した。紹介文は、ダブロンがTikTokで「Summer in Marseille」「Debris」といったジャズ・ハウスの曲でまず注目を集めたと書き、ハウスの要素と旋律豊かなジャズの楽器を組み合わせる作り手と呼ぶ。曲そのものは、夜中に我を忘れるための「ジャジーで弾む」曲と形容され、タグには「jazz house」が並ぶ。25 ベルリンのリミテッド・ホワイト・レーベル(Limited White Label)は、2022年6月24日に出たスクルスクル(Scruscru)の「Love Fusion」に、「electronic」「house」「jazz」「jazz house」のタグを付けた。レーベルの自己紹介によれば、始まりは2015年、「洗練されたジャズ志向の電子音楽」を紹介するYouTubeの場を作ったことで、ジャズ・ハウスという隙間のジャンルを埋めたかったという。26

2026年7月21日、When We Dipのトマ・ゴブリー=ポトヴァン(Thomas Gaboury-Potvin)は、ブリストルのクラッカザット(Crackazat)がクリスティアン・プロンマー(Christian Prommer)の「Tryin' Times」をリミックスした版を先行公開した。原曲は、ロバータ・フラック(Roberta Flack)の1969年のプロテスト・ソウルを、プロンマーが十年がかりで作り直したものだという。評者はリミックスを、深夜向けの、ジャズの抑揚を帯びたディープ・ハウスと呼び、最初から最後まで催眠的に引っ張る力が、ニューヨークのジャズ・クラブの踊り場のピーク時の熱を思わせると書いた。27 同じ記事は、発売元のミュンヘンのコンポスト(Compost Records)を、ジャズ、ソウル、ブロークン・ビート、クラブ音楽を三十年以上つないできたレーベルと紹介し、プロンマーを、アコースティックなジャズと深い電子音とクラブ文化の境を溶かしてきたドラマー、クラッカザットを、生のジャズの感覚と豊かな和音をすべての曲に通す作り手と書く。プロンマーのスネアのフィルは、彼がシュタイアーマルクで子どもの頃に初めて触れたスネアで叩かれた、とも添えている。27 記事の題は、この版を「深夜のジャズ・レイヴ」と呼ぶ。ライブラリの曲は、このリミックスの「Edit」と表示された4分15秒の版である。

ナイル河畔のカフェから

アミールは、スーダンを訪れたジミー・クリフやルイ・アームストロングに会った話をした。1 その年は解説に書かれていない。ジャズの学校で歴史を学んだと話すモーリス=グレイは、ジャズがもとは皆で踊る音楽だったと話し、ブリストルの作り手のリミックスを聴いた評者は、ジャズ・クラブの踊り場の熱を引き合いに出した。2127 次に聴くなら、シャルハビール・アハメドの『The King Of Sudanese Jazz』がよい。紹介文の書き手が個人的に好きな一曲と書く「Argos Farfish」は、エレキ・ギターと管と、勢いがありながら滑らかな彼の声に引っ張られる曲だという。紹介文は、ジャズの王がいよいよ宮廷を開く、という一文で閉じられている。2 1960年代にウードからギターへ持ち替えた人が、半世紀後もその称号で呼ばれている。

この特集の曲

  1. Nile WavesThe Scorpions、Saif Abu Bakr2024年11月14日 追加
  2. You Really Got Meザ・キンクス2023年1月19日 追加
  3. Johnny It's the Last TimeRaveena2017年3月26日 追加
  4. Missione A BombayNicola Conte2022年7月31日 追加
  5. Lagrimas De San LorenzoChris Coco、George Solar、Kamelmat2021年3月24日 追加
  6. high vibrationsTheo Croker、Malaya、D'LEAU2025年3月22日 追加
  7. Abusey JunctionKokoroko2019年10月19日 追加
  8. The Bird SongSababa 52022年9月2日 追加
  9. Turtle Jazzdublon、sunflwr2024年1月17日 追加
  10. Love FusionScruscru2023年9月30日 追加
  11. Tryin' Times - Crackazat Remix - EditChristian Prommer、Crackazat、Justine Hoerwarth2026年8月7日 追加

出典・注

[1] Jannis Stuertz, Habibi Funk 009: Jazz, Jazz, Jazz, Habibi Funk Records公式Bandcamp。発売日(2018年11月9日)、曲目(7曲目「Nile Waves」)、シュテュルツの解説(「Khartoum, 5th of August 2018」の署名)。音の説明、競売と事典での扱い、初の一枚そのままの再発、2017年の二度の訪問、アミール・サックスの話、1970年代から1983年までのクラブと政変の経緯は、すべてこの解説の範囲。原盤の年と録音地は解説に書かれていない。

[2] Habibi Funk 013: The King Of Sudanese Jazz, Habibi Funk Records公式Bandcamp。発売日(2020年7月10日)とレーベルの紹介文(一人称の文章だが、頁に書き手の署名は見当たらない)。生年、スーダンのジャズの場の父という紹介、Al-Ahram Weekly 2004年の取材からの引用(レーベルによる孫引きで、元の記事は読んでいない)、響きについてと断った西洋のジャズとの比較(直接引用はここから)、本人の吸収した影響にカリプソとジャズが並ぶこと、競って得た称号、2017年のオムドゥルマン訪問、「Argos Farfish」についての記述と結びの一文。

[3] Kam Tambini, Here's Some Vintage Sudanese Jazz From The Scorpions & Saif Abu Bakr, OkayAfrica、2018年10月12日。「Nile Waves」の先行公開と記者の紹介(器楽曲、ファンク)、盤の位置づけと「1980年代にクウェートで録音」という記述(記者の地の文)。

[4] Sara Eldewak, How funk became the revolutionary soundtrack to '70s Sudan, Dazed MENA、2025年11月19日。原盤を1980年発売とする記述と、再発盤に付いた取材を引いた楽器の調達の話(記者による要約。再発盤の冊子は読んでいない)。

[5] Garth Cartwright, The King of Sudanese Jazz, Songlines、2020年8・9月号。称号の由来と、西洋のジャズとの比較(評者の記述)。

[6] Elizabeth Swann, Ray Davies on the origins of the Kinks' "You Really Got Me", Guitar Player、2025年7月18日。本人の回想を紹介する記事。回想がいつの取材のものかは記事から特定できない。

[7] Richard Buskin, Classic Tracks: The Kinks 'You Really Got Me', Sound On Sound、2009年9月。レイの「ジャズ調」の回想の引用、デイヴの談話(マリガン、12小節のブルース)、2001年のAustin Chronicleでの言い直し(Austin Chronicleの記事は読んでおらず、この記事の引用による)。

[8] Tatiana Cirisano, Raveena Gets Real On Toxic Relationships On "Johnny It's the Last Time", Nylon、2016年7月1日。組み合わせについての本人談。

[9] Cerys Kenneally, Embrace the summer with Raveena's soulful offering "Johnny It's The Last Time", The Line of Best Fit、2016年7月21日。評者の聴き方。

[10] Kam Williams, An Interview With John Legend: In La La Land, The Aquarian、2017年1月4日。読者の質問(映画がジャズについてだという前提は質問者のもの)と、ジャズ通ではないという本人の答え、父親がかけた歌い手たち。

[11] Jet Sounds, Nicola Conte公式Bandcamp。発売日(2000年10月12日)と、スキーマによる紹介文(新しいジャズ・ポップの前衛、20人近い参加、販売数)。コンテがバーリ出身であることは[12]の紹介文による。

[12] Jet Sounds Revisited, All About Jazz掲載のスキーマの紹介文と曲目。『Jet Sounds』の特徴づけ、ニュー・ジャズの場からの評価、「Missione A Bombay (Eddy & Dus vs Jazzalektro Mix)」の収録。

[13] Bossa per Due / Missione a Bombay, Nicola Conte公式Bandcamp。発売日(2000年9月18日)と、シングルについてのスキーマの紹介文。シングルの版の表示は4分48秒、ライブラリの『Jet Sounds』の版は4分44秒で、同じ録音かは照合していない。

[14] Lagrimas De San Lorenzo, Chris Coco公式Bandcamp。発売日(2021年3月19日)、三部作の説明、カメルマットの参加と紹介、前作の形容。紹介文に個人の署名はない。クレジット欄にも「Guitar on Lagrimas by Kamelmat」とある。

[15] Trumpet Meets Electronica: Theo Croker Presents "High Vibrations (feat. Malaya)" Single, Progressive Rock Central、2025年4月24日。発表に基づく紹介記事。経歴(祖父、オバリン、バード、上海とニューヨーク)、アルバムの発売予定、先行曲の説明。

[16] Marvin, Theo Croker - high vibrations (ft. Malaya, D'LEAU), Stereofox、2025年4月(日の表示なし)。投稿者の聴き方。

[17] Karan Khosla, Theo Croker: Dream Manifest, All About Jazz、2025年9月17日。アルバム評。本文で使った一段落は、取得した本文では見出しが欠けているが、マラヤの名を挙げる段落で、曲目でマラヤが参加するのは「high vibrations」だけである。

[18] Tshego Letsoalo, "Black music is jazz" Theo Croker re-draws the boundaries on "Dream Manifest", KALW、2025年12月30日掲載(取材は11月29日の公演前)。中国での受け取られ方、米国での扱い、ジャズとダンス音楽の区別についての本人の答え(直接引用はここから)。ダンスの曲についての問いは聞き手のもの。

[19] We Out Here, We Out Here公式Bandcamp(Brownswood Recordings)。盤の紹介文(場の紹介、三日間の録音、音楽監督、「Abusey Junction」の紹介)。

[20] Abusey Junction, 同上。発売日(2018年2月9日)と企画の一文。ブラウンズウッドがピーターソンのレーベルであることは[19]による。

[21] Ron Deutsch, Kokoroko: Evolving the Legacy of West African Music, Afropop Worldwide、2023年10月6日。バンドの成り立ちと呼び名の経緯(記者の地の文)、「Abusey Junction」の成り立ち(記者の地の文と、Financial Timesからのモーリス=グレイの言葉の孫引き。Financial Timesの記事は読んでいない)、2023年7月の取材でのエッジワース(直接引用はここから)とモーリス=グレイの発言。2018年当時の発言ではなく、2023年の振り返りである。

[22] Chris May, Various Artists: We Out Here, All About Jazz、2018年2月24日。盤全体の評。

[23] Sababa 5 – Popcorn / The Bird Song, Batov Records公式(頁の日付表示は2024年5月26日)。グループの紹介、「The Bird Song」の紹介文、これまでの45回転盤とラジオでの支持。紹介文に個人の署名はない。

[24] iTunes Search API: Sababa 5 Bird Song, Apple。シングル「Popcorn / The Bird Song」の「The Bird Song」の配信日(2022年8月19日)と長さの表示のみ。

[25] Turtle Jazz, Délicieuse Records公式Bandcamp。発売日(2024年1月12日)、レーベルの紹介文、タグ。

[26] Love Fusion, Limited White Label公式Bandcamp。発売日(2022年6月24日)、タグ、所在地表示(ベルリン)、レーベルの自己紹介。

[27] Thomas Gaboury-Potvin, Premiere: Crackazat turns 'Tryin' Times' into a late-night jazz-rave on Compost, When We Dip、2026年7月21日。リミックスの先行公開と評者の記述、コンポスト、プロンマー、クラッカザットの紹介。評はリミックス版についてで、ライブラリの「Edit」版との違いは書かれていない。