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2023年1月12日 追加

LET'S DO IT AGAIN - Radio Edit

Jamie xx / LET'S DO IT AGAIN ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 3 分

出る前の夏に、フェスで回っていた曲

2022年4月17日、Epigramに載った単曲評で、ジェイク・パターソン(Jake Paterson)は前の年の夏のことを書いている。2021年の夏、イングランド南部のフェスティバルでジェイミー・エックスエックス(Jamie xx)を三度見て、そのどのセットでもこの曲がかかっていた、という。1 ただ、ライブでのサンプリングと自作の曲が入り混じるなかで、曲の印象はいくらか埋もれていた。だから先行シングルに選ばれたのは意外だった、とパターソンは書き、フェスの状況の下で批評に向いた体調ではなかったと断ってもいる。1

前の年に作り始めた曲

その5日前、Rolling Stoneのラリシャ・ポール(Larisha Paul)は、この曲を2020年の「Idontknow」以来2年ぶりのオリジナルのソロ作として伝えた。2 記事が引く声明で、ジェイミーはこう述べている。

"I started making this tune last year"(この曲は去年作り始めた)2

声明は、ちょうどみんながまた好きなことをできそうだと感じられたころに、と続く。2 記者の説明によれば、曲は前の年にライブの場へ戻った彼が、各国の公演でいくつもの形で初めて披露したもので、完成した形はコーチェラ、プリマヴェーラ・サウンド、パークライフなどでのセットに組み込まれる予定だという。2 ザ・エックスエックス(The xx)の曲を彼がフロア向けに作り替えた「Sunset (Jamie xx Edit)」と、アヴァランチーズとの共作「All You Children」は、別の稿で扱った。

二つの長さ

Appleのデータでは、2022年4月12日の日付の単曲盤は2曲入りで、1曲目が約3分45秒の「Radio Edit」、2曲目が約7分19秒の題名だけの版だ。3 同じ約7分19秒の版は、『In Waves (Deluxe)』にも入っている。3 二つの評は、どちらの長さを聴いて書かれたのかを明かしていない。

フェスの側から下された評

4月15日、RAのエメカ・オコンクォ(Emeka Okonkwo)は、この曲をジェイミーらしさを一通り備えたフェス向けの曲と呼んだ。ボビー・バーンズ(Bobby Barnes)の叫ぶようなサンプルが曲を率い、高揚した緊張と解放は『In Colour』の頂点を思わせる、と。4 一方で、技術の面では前作「Idontknow」の陰でぬるく感じられ、ドラムのパターンも想像力に乏しく感じられる、とも書いた。4 パターソンもビートについて、標準的なハウスやテクノのビートはシンセの大きな作りの下でほとんど目立たない、と書いている。1

それでもオコンクォは、この夏どこかの汗だくのフェスの人混みにいれば、こうした批判は忘れてしまいそうだ、と評を結んだ。4 ここからは書き手の読みだが、二人の評はどちらも、評者自身がフェスにいる場面を抜きには書かれていない。一人は過ぎた夏のフェスで聴いたときの体調を断ったうえで印象を書き、もう一人はこれから来る夏の人混みを持ち出して、自分の批判を留保している。

出典・注

[1] Jake Paterson, Single Review: Jamie xx - LET'S DO IT AGAIN, Epigram、2022年4月17日。2021年夏のフェスでの観覧と演奏、先行シングルとしての意外さ、体調の断りはL42(評者自身の記述)。ビートとシンセについてはL46。

[2] Larisha Paul, Jamie xx Returns With First Solo Song In Two Years 'Let's Do It Again', Rolling Stone、2022年4月12日。2年ぶりの作であることはL38・L50・L55–56、声明はL51(直接引用は声明の最初の節)、初披露と出演予定のフェスはL52(記者の説明。予定として書かれている)。

[3] iTunes Search: jamie xx let's do it again, Apple(米国)。『LET'S DO IT AGAIN - Single』1/2曲「LET'S DO IT AGAIN (Radio Edit)」225,495ミリ秒、2/2曲「LET'S DO IT AGAIN」439,442ミリ秒、いずれも日付欄2022-04-12。『In Waves (Deluxe)』4/5曲「LET'S DO IT AGAIN」439,442ミリ秒。二つの約7分19秒の版が同じ録音かどうかは確かめていない。

[4] Emeka Okonkwo, Jamie xx - Let's Do It Again, RA、2022年4月15日。要約L39、評L44–52。レーベル表示はYoung(L34)。

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