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2024年9月18日 追加

Oyasumi na Sayang (feat. Zee Avi)

MuchaMuchaM、Zee Avi / Oyasumi na Sayang (feat. Zee Avi) ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

夜通し踊って、朝にはまた会う

曲名は、日本語の「おやすみなさい」とマレー語の「サヤン」を掛け合わせたものだ。マレーシア、ボルネオ島出身の歌手ジー・アヴィ(Zee Avi)は、この名前が二人の信頼関係を新しい形で言い表しているのだと説明した。友人たちと一晩じゅう踊り明かしても、朝にはまた会えると分かっている、という関係である。1 発売を伝えた音楽メディア Spincoaster の記事は、「サヤン」に「愛してる人、大切な人」と、ジー・アヴィのコメントは「ダーリン」と訳を添えている。1

糸島で出会った二組

もう一方の MuchaMuchaM(ムチャムチャム)は、ORANCHA としても活動する Shogo Sato を中心としたバンドで、アジアの伝統的な音楽を軸に世界のエキゾティカを追っている。1 両者が出会ったのは、2023年に福岡・糸島で開かれたコライトの催し「Co-Write DAY」だった。その後の行き来から3曲入りのEPが生まれ、この曲はその先行シングルとして2024年9月11日に出た。レーベルの AZIAFLY も、同じ催しから生まれたものだという。1

Sato のコメントによれば、曲はそもそも「踊れる」を主題に作り始めた。ファンクとボルネオ島のエキゾティカをどう混ぜれば面白いかと試しながらデモを仕上げたところへ、ジー・アヴィの歌が届いた。マレー語と日本語が混ざった言葉の不思議な世界に心をつかまれ、すぐにイメージが湧いた、と彼は書いている。1

「マレーシアの伝統楽器サペのような音色を表現したかったので、ほぼギターのサウンドだけで完結しました」(MuchaMuchaM のコメント)1

踊れる曲の置き場所

もっとも、配信サービスでの置かれ方は踊りの側ではない。Apple Music ではこの曲のジャンルはオルタナティブで、同じ録音を収めた「Day by Day」の単曲盤ではオルタナティブ・フォークとシンガーソングライター、Deezer では Alternative と Indie Pop になっている。23

11月28日には、EP が7インチで出た。英国のレコード店 Juno の紹介は、アコースティックな「Day By Day」、カバー曲、そしてこの曲を「アジアのダンス・ナンバー」と並べている。4 曲名の二つの言葉が指すのは、踊りの夜の終わりに交わす挨拶だった。1

出典・注

[1] MuchaMuchaM、マレーシアはボルネオ出身のSSW・Zee Aviをフィーチャーした新曲配信, Spincoaster、2024年9月11日。曲名の意味、二組の出会いと Co-Write DAY、EP、レーベル、発売日、MuchaMuchaM と Zee Avi のコメント、引用に使った。発売告知の記事で、二人のコメントはその中に載る。記事は Co-Write DAY を「昨年」の開催と書くので、2023年とした。ジー・アヴィのコメントには曲の一節とみられる訳文が添えられているが、歌詞にあたる可能性があるので使っていない。記事にはジー・アヴィの経歴(Jack Johnson の Brushfire Records が契約した最初の女性アーティストなど)もある。

[2] Apple Music, Oyasumi na Sayang (feat. Zee Avi), 日本のストアの曲の表示(単曲盤、2024-09-11)。ジャンルに使った。「Day by Day (feat. Zee Avi) - Single」に入る同じ ISRC の録音は、MusicKit の登録値でジャンルがオルタナティブ・フォーク、シンガーソングライター、レーベル AZIAFLY。

[3] Deezer, Oyasumi na Sayang (feat. Zee Avi), カタログの登録値(API)。ジャンル Alternative, Indie Pop、レーベル AZIAFLY、発売日2024-09-11。

[4] Juno Records, MUCHAMUCHAM feat ZEE AVI - Day By Day, Juno Records、7インチの頁のレビュー(発売28 Nov 24 の表示)。EPの曲の並べ方と「Asian dance number」の言い方に使った。販売店の紹介文で署名は無い。この紹介は二組が2023年に「The Creators' Co-Write」の舞台で共演したと書き、この曲を「マレー語で歌われる」とするが、Sato のコメント([1])はマレー語と日本語が混ざると書いており、書き方が分かれる。

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