My Music Research10 年分のライブラリを、追加日順に
2016年10月4日 追加

Primative People

Mano Le Tough / Changing Days ▶ Spotify

トーク ・ DJ と職業音楽家

Primative People — Mano Le Tough

DJこのライブラリの最初の日、2016年10月4日。「Primative People」を選んだ。同じ日に11曲、全部Mano Le Toughだ。
音楽家一曲だけで始まったライブラリじゃないんだね。「Cannibalize」も「A Thing From Above」も、その日に選んでる。一人の仕事をまとめて迎えたところから始まる。
DJResident AdvisorのDerek Millerは、この曲を、70年代後半のクラウトロックのように目が回り、方向感覚を失うと評してる。『Changing Days』の曲をそれぞれ違う手触りで書き分けている中の一曲だ。
音楽家僕には、方向感覚を変える、という作り手側の問いが立つ。その評を読むと、いつも同じ場所に着地させるためだけに曲を作らなくてもいいと思える。
DJその後のDixonとTale of Usのリミックスも含めた盤について、XLR8RはManoにとってキャリアの礎になったと紹介する。本人は、その夏みんながかけていて、報道より実際の盤の効果が大きかった、と振り返ってる。
音楽家物議を醸したことも、むしろ助けになったかもしれないという。評判の言葉と、誰かがかける仕事を、本人が別々に見ているのが面白い。
DJ僕なら、アルバムにあるこの曲を、セットの中ほどで進む方向を変える場所に置く。RAが書いた方向感覚の話を、次の選曲へ踏み出す起点にする。
音楽家僕は、元の曲が一枚のアルバムに置かれ、そのあと別の人のリミックスも出る、その広がりに目が向く。一曲の仕事が、聴かれる場を増やしているんだね。
DJPermanent VacationのBandcampは『Changing Days』を2013年2月22日発売と表示してる。ライブラリで選んだのは1320日後。新譜の発売日を追う入口とは違う、三年以上前の盤から始めてる。
音楽家その時間差もこのライブラリの具体だね。発売順に追いつこうとするだけでなく、すでに出ている一人の仕事を、一日に何曲も選べる。
DJMano本人はTotally Dublinで、好きな曲だけ買えるようになったことを認めつつ、アルバムはいまも作家として自分を表す最良の方法だと言ってる。好きな盤なら、自分も通して聴く、と。
音楽家その言葉と、この日の選曲を並べたい。作る側が一枚で伝えようとして、ライブラリには『Changing Days』の盤名を持つ10曲が同じ日に入る。曲ごとに選びながら、一枚の広がりも残してる。
DJ公式の曲目では「Primative People」は六曲目、7分7秒。追加にも同じ長さが載ってる。単独の題名から入っても、盤の中の位置へ戻れる。
音楽家僕なら、その位置も作曲の一部として考える。RAの一曲の評と、本人のアルバムへの姿勢を一緒に読むと、個々の曲と一枚の形の両方に目が向く。
DJもう一曲は「Started Running」。こちらの追加された盤名は『Baby, Let's Love』。『Changing Days』の10曲と一緒に、同じ名義の別の盤からも選んだ日だ。
音楽家一枚の10曲に、別の盤の一曲。その11曲でライブラリが始まる。「Primative People」をそのまとまりへ戻すと、一曲を選ぶことと、一人の仕事へ入っていくことが一緒に見えてくる。
DJまさーるは、Manoの来日公演にも行ったと言ってる。2018年8月25日のVENT二周年Day 2を挙げて、「多分これ」と。どの公演だったかは、本人もまだ確定していない。
音楽家この日の11曲という選曲に、公演へ行った本人の言葉も加わる。一人の仕事を辿る話が、盤の外へも続くね。

話者は架空です。口にする事実と引用は出典のある記録から取り、ソースで確かめられます。置き場所(どの時間帯に、どの隣に)は話者の意見です。

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