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2016年10月4日 追加

Please

Mano Le Tough / Changing Days ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

声の違いが、一曲の中で向かい合う

マノ・ル・タフ(Mano Le Tough)の「Please」を巡る批評は、加工のある声とない声を対比する。歌う人を増やすこととは別に、声の扱い方で一曲の中に違いを作れる。

二つの声と、リズムの手触り

XLR8Rのブランダン・ブッソリーニ(Brandon Bussolini)は、ヴォコーダーで加工された声と、ブルースを思わせる加工のない声が、この曲で向かい合うと評する。1 声と別の音を組み合わせるヴォコーダーの仕組みは、独立した解説で詳しく扱っている。

加工された声と、加工を感じさせない声を並べれば、響きの違い自体が歌の展開になる。

Resident Advisorのデレク・ミラー(Derek Miller)は、木のような音の刻むドラムとともに、この曲を汗ばむようで、ロボットのように冷たくもあると評した。2 人肌と機械を思わせる二つの言葉が、同じ曲へ向いている。

機械か人かという二択では、この混ざり方を捉えにくい。声とリズムそれぞれの対照が、一人の歌い手の曲にも、複数の性格を与えられる。

出典・注

[1] Brandon Bussolini, Changing Days, XLR8R, 2013年2月26日。声の対比についての曲評。

[2] Derek Miller, Mano le Tough — Changing Days, Resident Advisor, 2013年3月8日。木を思わせるという形容は、ドラムの材質や楽器名を示すものではない。

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