My Music Research10 年分のライブラリを、追加日順に
2016年11月3日 追加

Hyde

Astrid S / Hyde ▶ Spotify

トーク ・ DJ と職業音楽家

Hyde — 作り手が先へ進んだあとに選ぶ

DJこの日は「Hyde」一曲を選んでる。ライブラリの最初の日は10月4日だから、ちょうど三十日後。10月20日の「Fingerprint」と、11月12日の二曲の間にある。
音楽家本人の時間はまた違う。2016年1月のGigwiseで、「Hyde」を作った頃は暗く、UK寄りの曲を書いていたと振り返ってる。その後はもっとポップな書き方へ進んだと言う。
DJライブラリが11月にこの曲を選ぶより前に、本人はもう次の書き方を話していた。曲を選ぶ日と、作り手がその曲から進む日は重ならなくていいんだね。
音楽家うん。本人が過去の書き方と感じているものも、聴く側には今日の一曲になる。僕はその頃の制作が、どう歌に形を与えていたかを聴きたい。
DJScandinavian SoulのAndy Collinsは、じわじわ燃える曲と評している。ノルディック・ソウルの本質を感じさせ、フューチャー・ソウルを押し進める、という見方だ。
音楽家本人の「UK寄り」と、評者の「ノルディック・ソウル」。同じ曲でも、書いていた側と受け取った側で呼び方が違う。僕はどちらの呼び方にも収まりきらない、声と伴奏の合わせ方に関心がある。
DJ制作の名前を追うとLidoが出てくる。Universalの発表は、Astrid自身とCal Maui、Blisse、Elina Stridhが一緒に書いた曲と紹介してる。
音楽家Cal MauiとBlisseは共同プロデューサーとも書かれている。書く人と作る人が重なる編成だね。誰がどの部分を出したのかはまだ分かってないけれど、複数の仕事が一人の歌手名の下に入っている。
DJ僕なら夜のセットの前半で、歌を一曲きちんと置くところに「Hyde」を入れる。三分十二秒を挟んで、次の長い曲へ進む。
音楽家僕はその短さの中で、声が出るところと伴奏が応じるところを追いたい。Collinsの評を手掛かりに、急がず聴く一曲にしたいね。
DJこのライブラリではAstrid Sの追加はこれ一件。その日にアルバムをまとめて選んだ形ではなく、「Hyde」という曲名を一つ残してる。
音楽家一曲だけでも、本人の書き方と共同制作の名前まで辿れる。Lidoの名と、共同執筆者の名を別々に見ると、歌手だけを追う聴き方から少し広がる。
DJ本人は「Hyde」と「2AM」を一緒に振り返っていたけれど、ここで選んだのは「Hyde」。二曲をまとめて語る本人の時期から、一曲を取り出した追加になってる。
音楽家その選び方から入ると、僕もまずこの曲の制作へ戻りたくなる。次のポップな書き方を知る前に、この歌とLidoたちの仕事がどう噛み合うかを聴きたい。
DJ2015年10月の発表で名前の並んだ曲が、翌年11月のライブラリに入る。新しい記事の予告より、すでに出た一曲へ手を伸ばした日だ。
音楽家今日は、その一曲を声から辿ろう。本人が作っていた頃の感触と、Collinsが受け取った曲の進み方。その間にある共同制作を聴く。

話者は架空です。口にする事実と引用は出典のある記録から取り、ソースで確かめられます。置き場所(どの時間帯に、どの隣に)は話者の意見です。

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