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2016年11月3日 追加

Hyde

Astrid S / Hyde ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

書き方の変化と、外から付く名前

作り手が過去の書き方を振り返る言葉と、評者が曲を呼ぶ名前は、違うところを照らす。「Hyde」について、アストリッドS(Astrid S)は暗く英国寄りだった頃の書き方を語り、アンディ・コリンズ(Andy Collins)は北欧のソウルを聴き取った。二つを並べると、ジャンルの名前から制作の選択へ話を進められる。

英国寄りの書き方と、北欧のソウル

2016年1月のGigwiseで、アストリッドは「Hyde」と「2AM」を一年以上前に作ったと振り返る。当時は暗く英国寄りの曲を書いていたが、その後の半年は、歌の旋律を中心に、よりポップな書き方へ進んだという。1

一方、Scandinavian Soulのコリンズは2015年の「Hyde」を、ゆっくり熱を帯びる曲と評し、彼女自身の北欧のソウルを感じさせると書いた。2 この呼び名は評者の受け取り方だ。本人の英国寄りという言葉も、制作当時の書き方の説明である。二つの地域名が出ても、録音場所を二つ挙げているわけではない。

本人の回想は、曲を一つのジャンルに収めるより、次の曲を書く際に何へ力を置くかを示す。音の制作と歌の旋律、その重点が移るところに、彼女のいう変化がある。

歌手の名の下にある共同執筆

Universal Music Norgeの発表は、曲を書いた名として本人、カル・マウイ(Cal Maui)、ブリッセ(Blisse)、エリーナ・ストリード(Elina Stridh)を挙げる。制作はリド(Lido)、カル・マウイとブリッセは共同プロデューサーとしても記される。3

この並びでは、曲を書く仕事と録音を作る仕事が一部で重なる。誰の提案がどの音になったかを決めつけずとも、歌の旋律へ力を置くことと、その歌をどんな音にするかを、別の仕事として捉えられる。

出典・注

[1] Astrid Sへのインタビュー, Cai Trefor, Gigwise, 2016年1月10日。「Hyde」と「2AM」を一緒に振り返る本人談。

[2] Astrid S / Hyde, Andy Collins, Scandinavian Soul, 2015年10月26日。

[3] Ny singel fra Astrid S, Universal Music Norge, 2015年10月23日。共同執筆の具体的な分担、ライブラリの録音との同一性は確認できていない。

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