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2019年6月30日 追加

The Human Abstract

David Axelrod / Songs Of Experience ▶ Spotify

トーク ・ DJ と職業音楽家

The Human Abstract — David Axelrod

DJ6月30日は「Space Odyssey」「Cold Vein」「The Human Abstract」の三曲を選んでる。Axelrodはこの一曲。入力の盤は『Songs Of Experience』、五分三十五秒だ。
音楽家RBMA DailyのZaid Mudhafferは、この曲を、はっとさせるサスペンスと、底に漂う不安のある音楽として評してる。僕は、どの音を待たせ、どこで先へ進むかを聴きたい。
DJ同じ記事は、Cannonball AdderleyのAxelrod評も引いてる。どれほど美しく聞こえても、暴力性の層がある、と。こちらは一曲だけではなく、彼の音楽についての言葉だね。
音楽家僕には、その層という見方が面白い。きれいな音を聴いたところで関心を止めず、その下や周りの音も追える。この曲のサスペンスという評とも並べて考えたい。
DJ記事が引用する2001年のMojoでは、Axelrod本人が、William Blakeに基づく「音の詩」のアルバムを作りたかったという構想を振り返ってる。
音楽家音の詩という言い方なら、僕は音が出てくる順序や、前の音が残る時間を考える。曲の題名の意味を決めるより、音楽としてどう時間を組むかを聴こうと思う。
DJ『Songs of Experience』については、記事は前の盤より沈んだ調子だと評してる。その盤の話から、「The Human Abstract」のサスペンスへ進む。
音楽家一曲に惹かれてから、盤全体へ進む順番がよさそうだね。僕はこの五分三十五秒を聴いてから、盤の前後で印象がどう変わるかを確かめたい。
DJ僕なら夕方のセットで、曲を細かく繋ぐ流れから、一曲の展開を追うところへ切り替える場所に置く。この曲の次は、同じ日に選んだ「Space Odyssey」に時間を取る。
音楽家入力ではそちらが十二分二十八秒。「Cold Vein」は四分四十二秒。三曲とも一つの長さに揃っていないから、僕は短い方から長い方へ、聴く時間の取り方を変えて並べたい。
DJRBMAの記事では、「The Human Abstract」にCapitol、1969年と添えてある。その年の音楽を、2019年6月30日のライブラリへ選んでる。
音楽家古い年号を見て済ませるより、今日は一曲の進み方に集中したい。音の詩を考えた作り手と、サスペンスを感じた評者。二つの見方から入れる。
DJAppleの曲目でも、「The Human Abstract」はDavid Axelrod、『Songs of Experience』、五分三十五秒と並んでる。一曲から盤へ進む行き先がある。
音楽家僕はそこで盤の題名を控えておく。まず曲で気になった音の動きを覚えてから、その盤の別の曲へ戻る。最初から全体の印象を決めずに聴ける。
DJこの日の三曲には、それぞれ違う盤名がある。Axelrodだけを追う日にもできるし、この三つの選曲から別々の盤へ進むこともできる。
音楽家今日は「The Human Abstract」から始めよう。待つ音、先へ動く音、周りに重なる音を追って、そのあと『Songs of Experience』へ進む。五分三十五秒の選曲から、盤を作る構想まで掘れる。

話者は架空です。口にする事実と引用は出典のある記録から取り、ソースで確かめられます。置き場所(どの時間帯に、どの隣に)は話者の意見です。

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