トーク ・ DJ と職業音楽家
Marshmello & Pritam「BIBA」──二人の名義から、歌う三人へ
DJこの日は「Na Ja」「Chaiyya Chaiyya」「Kuch Kuch Hota Hai」「Nira Ishq」、そして「BIBA」の五曲を選んでる。「BIBA」の入力はマシュメロとPritam、二分五十六秒だ。
音楽家Rolling Stone Indiaが載せた発言では、Marshmelloはインドの文化のために何かをしたかった、と話してる。共作の名前から、作る側の動機へも辿れるね。
DJPritamは同じ記事で、人気が出て、インドらしい音も保ち、結婚式でもかかるような音楽を目指したと言ってる。
音楽家聴かれる場を具体的に思い浮かべて作る話だね。僕は、広く届く形にすることと、自分たちが残したい音を選ぶことの両方を考えたくなる。
DJ一方、記事の評は手厳しい。既存のボリウッドEDMと大差なく、かなり平凡で無理をしているようにも見える、と書いてる。
音楽家作り手が目指す親しみやすさを、評者は物足りなさとして受け取ることもある。僕は、その間で曲がどう働くのかを聴いてみたい。狙いを知ることと、結果を聴くことを往復できる。
DJ公式動画の題名にもMarshmelloとPritamが並んでるけれど、説明の歌手欄へ進むと、Shirley Setia、Pardeep Singh Sran、Dev Negiの三人が出てくる。
音楽家二人の名義だけから聴き始めても、声を追えば別の三人へ進めるんだね。僕はまず、歌声がどこでどう受け渡されるのかに耳を向けたい。
DJマンドリンはTapas Roy、Vocal ProducerはTushar Joshiと記されてる。楽器を弾く人と、歌唱制作を担う人にも名前がある。
音楽家僕は弦の音を探しながら、声との合わせ方を聴きたい。演奏と歌唱制作の役割を知ると、一曲の中で気にかける仕事が増える。
DJRecording Engineers欄はAshwin Kulkarni、Aaroh Velankar、Himanshu Shirlekar。声の名前を追った先に、録音を扱う人の名前も並んでる。
音楽家歌う、演奏する、歌唱制作を担う、録音を扱う。その分かれ方が見えると、共作という言葉の中身が増えるね。僕は声と楽器の距離を聴くところから、その仕事へ関心を向けたい。
DJ僕は「BIBA」をセットの前半、「Nira Ishq」から次の選曲へ向きを変える一曲に置く。この日の五曲を辿りながら、二分五十六秒を使う。
音楽家その短い枠で、三人の歌声とマンドリンの働きを確かめよう。Pritamが思い浮かべた場も、音を聴くときの一つの手掛かりにできる。
DJ2019年の記事で紹介された共作を、ライブラリでは2020年4月5日に選んでる。名義の組み合わせから入った一曲が、歌う人と演奏する人へ広がった。
音楽家今日はまず声を追って、次にマンドリンへ耳を向けよう。作り手の狙いと評者の反応も持って聴けば、この一曲のどこに関心を置くかを自分で決められる。