結婚式に届く音と、歌う人の名前
結婚式でもかかる音楽を目指すとき、誰の声や演奏でその音を作るのか。「BIBA」の制作意図を、曲名義のマシュメロ(Marshmello)とプリタム(Pritam)だけでなく、歌手や演奏者の名前へつなぐと、共作の中身が具体的になる。
届けたい場と、三人の歌手
IANSが2019年に伝えた声明で、マシュメロは初めてインドを訪れた経験を受け、現地の文化のために何かをしたいと思ったと語る。プリタムは、人気を得ながらインドらしい音を保ち、結婚式でもかかるような音楽を狙ったという。1
公式の歌手欄に並ぶのは、シャーリー・セティア(Shirley Setia)、パルディープ・シン・スラン(Pardeep Singh Sran)、デーヴ・ネギ(Dev Negi)の三人だ。2 歌手が三人いることは、声の比較を具体的にする。誰がどこを歌うか、声を順に渡すか、重ねるか。これらは録音を聴いて確かめる項目だ。
歌うこと、歌唱制作、弦を弾くこと
歌唱制作の欄にはトゥシャール・ジョシ(Tushar Joshi)、弦楽器マンドリンの欄にはタパス・ロイ(Tapas Roy)が記される。2 歌う人と歌唱制作を担う人、楽器を演奏する人を、別々の欄で示している。
マンドリンの音が声の間を埋めるのか、声と同じところを一緒に進むのか。担当者を知ることは、名前を増やすだけでなく、声と楽器の関係を比較するための足場になる。
出典・注
[1] マシュメロとプリタムの声明を伝える記事, IANS / Business Standard, 2019年2月1日。本人たちの狙いの説明で、実際の結婚式での使用を示すものではない。
[2] Marshmello公式「BIBA」の曲別クレジット。歌手、マンドリン、歌唱制作の役割を記した公式説明。ライブラリの録音と同じ版かは確認できていない。