トーク ・ DJ と職業音楽家
Plage isolée (soleil levant) — Polo & Pan
DJ「Plage isolée (soleil levant)」、2020年5月25日の追加。Cafébabelで本人たちが言ってる “It's a kind of escape” が、この曲を置く手掛かりになる。
音楽家同じ段落では、田舎へこもって、愛と楽観を優先したと話してる。逃げる、という言葉の中に、何を選んで作るかが入ってるね。
DJ僕なら朝のセットの一曲目に置く。本人たちのその言葉を、これから始まる時間の合図にしたい。
音楽家僕は、先に曲で守りたいものを決める作り方として受け取る。機材から入るより、そこに惹かれる。
DJ記事が記す背景は重い。2015年11月、パリの襲撃への応答として作曲された、と。そのあとに本人のescapeという言葉が来る。
音楽家作る側としては、あの状況で愛と楽観を選んだという発言に引っかかる。明るい方を向くのにも、意志が要るんだね。
DJ二人の前歴を読むと、KALXの紹介ではパリのLe BaronでどちらもレジデントDJだった。パリで出会った二人が、2012年に始めたデュオだと紹介してる。
音楽家DJとして一緒にいた時間があるんだ。二人で曲を作る前から、音楽を人へ渡す仕事をしていたことが分かる。
DJ同じ紹介は、エレクトロやディスコ好きの近しいDJ仲間のあいだで、まず評判になったとも書く。大きい客席の前に、小さな聴き手の輪がある。
音楽家その輪と、田舎へこもって作ったという話を並べると、外へ渡す時間と二人で選ぶ時間、両方に目が向く。どんな受け渡しをしたかはまだ分かってないけど。
DJEklerの『Caravelle』を開くと、この題名は曲目9に載ってる。表示された発売日は2017年5月19日。インタビューの話を、一枚の曲順の中へ戻せる。
音楽家曲名だけで読む時より、置かれた位置まで気になるね。僕なら、一枚の中でこの曲にどんな役を渡すかを考える。
DJライブラリでは、その前の2019年12月4日に「Cadenza - Edit」、あとの2021年6月29日に「Pili Pili」が追加されてる。Polo & Panの名前を前後にも辿れる。
音楽家一曲のescapeから入って、今度はその名義の別の仕事へ進める。この話を知ったうえで、題名を並べ直したくなる。
DJ朝に置く時は、あのインタビューも一緒に覚えておく。何となく季節を飾るためじゃなく、本人たちが選んだ態度を起点にしたい。
音楽家田舎へこもって、何を優先するかを選んだ。その具体的な行動が残るのがいい。僕はまず、そこからこの曲の制作を考える。