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2023年2月7日 追加

Freedom

Folamour / Freedom ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

音を録る部屋、曲を選ぶ部屋

制作する部屋と、曲を選ぶ人が集まる部屋では、確かめるものが違う。フォラモール(Folamour)の「Freedom」には、ホーンを録ったスタジオの話と、異なる音楽の好みを持つ人たちの会議で響いた話がある。音を作る条件から、曲が選ばれる場面までをつなぐと、ジャンル名だけでは見えない仕事と反応が残る。

演奏を録り、自分の音を聴き直す

MusicTechのサム・ウィリングズは、「Freedom」のホーンがオランダのWisseloordで録られたと説明する。ホーンはトランペットなどの管楽器を指す。この曲の掲載クレジットにも、ハンス・ファン・ウィンゲルデンとデイヴィッド・マストのトランペットが記されている。12

フォラモール本人は、自宅のスタジオをDIY的と呼び、Wisseloordでは音を確かめるモニタースピーカーや、弦・ブラスを録れるマイクと大きな部屋に触れている。1 部屋を変える意味は、広い場所に演奏者を入れることだけではない。自分が作った音をどう聴き直せるかも、制作環境の一部になる。

好みの外から、一曲が選ばれる

Radio Milwaukeeのブレット・クジコフスキは、ハウスやエレクトロニカのファンではないと書く。それでも初めて聴いた「Freedom」を気に入り、曲が局の音楽会議で、ばらばらな好みを持つ人の集まる部屋に強く届いたと報告している。3

ジャンルの好みは、多くの曲を選ぶための手掛かりになる。けれど、一曲の反応はそこからはみ出すことがある。この会議の話は、全員が同じ音楽を好むまで待たなくても、一つの曲を共有できることを示している。ホーンを録ったスタジオと、好みの違う人が曲を選んだ会議。「Freedom」の話には、音を収めることと、曲を受け入れることという二種類の場面が残っている。

出典・注

[1] Sam Willings, MusicTechのFolamourインタビュー, 2023年5月5日。ホーン録音は記者の曲別説明。本人の自宅とWisseloordの比較は『Manifesto』期の一般談で、この曲の全工程や個別機材を示すものではない。

[2] Qobuz「Freedom / Folamour」。曲別トランペットの掲載。二人だけで全ホーンを演奏したとは確定していない。

[3] Brett Krzykowski, Radio Milwaukee「Find ‘Freedom’ in Folamour’s pressure-packed dance track」, 2023年4月17日。本人の音楽嗜好と会議の報告のみ使用。歌詞の評は扱わない。

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