トーク ・ DJ と職業音楽家
Odessa — Caribou
DJ2月23日はCaribouの「Odessa」と、Róisín Murphy「Something More」のSoulwax Remixを選んでる。二曲のうち、今日は「Odessa」のミックスを作った人へ進もう。
音楽家David Wrenchの回想が具体的だよ。一度ミックスを決めてステムにし、さらにダブ・ミックスも作る。その良かった小節を切り取って、メインのミックスへ入れたとSound On Soundで話してる。
DJ完成へ向かって一つに絞るだけじゃなく、別に動かしたものを戻すんだね。公式曲ページにも、Mixed by David Wrenchと名前がある。
音楽家僕はその切り貼りを聴きに行きたい。Attack MagazineではWrenchが、「Odessa」は盤で最初にミックスした曲で、少なくとも二日かけたと思う、と振り返る。一曲に時間を使って試した仕事が見える。
DJ同じ取材では、音量の細かな動きやパンで、その瞬間に何へ耳を向けるかを変えていたとも話す。音が退いて別の音が入り、また戻る。
音楽家僕には、どの音を前へ出すかという判断が面白い。一度作ったダブから小節を選ぶことも、耳の焦点を動かすことも、完成までの具体的な手数なんだね。
DJ『Swim』のミックスは、品よく控えめなものにしたくなかった、とWrenchは話す。この曲の大きなシンセの音も、スタジオではうまくいったと思っていたという。
音楽家それを一年ほど後、クラブで初めて聴いて、とても良かったと驚いた。その回想がいい。作った場所での判断が、別の場所で自分に返ってきたんだね。
DJ僕なら「Odessa」は、フロアで踊りが続いている時間に置く。Wrenchが作った、音が出入りして焦点が変わるミックスを、一曲の中で追ってもらいたい。
音楽家僕はそこで、ダブから戻した小節と、細かな音量やパンの仕事を聴きたい。技師がクラブで驚いた音を、自分はどう受け取るか。それも聴く楽しみになる。
DJ公式ページは『Swim』からの曲として載せ、盤の発売表示は2010年4月20日。ライブラリへ選んだのは四千六百九十二日後の2023年2月23日だ。
音楽家同じ日にはSoulwax Remixと付く別の曲もある。発売した年で揃えるのでなく、この日に二つの曲を選んだ。その一曲から、当時のミックスの作業まで戻れるね。
DJCaribouには、2017年3月12日の「Bees」へ戻れる。そのあと2022年11月29日にはDaphniの「Falling」を選び、今回はCaribouの「Odessa」。二つの名義がライブラリに残る。
音楽家Northern Transmissionsは、DaphniをDan Snaith、つまりCaribouのプロジェクトだと紹介する。同じ人を辿っても、ライブラリには別の曲と別の名義があるね。
DJさらに2026年2月16日にはDaphniの「Hang」を選んでる。「Odessa」の日付から先へも、その人の別の曲が続く。
音楽家僕は今日は「Odessa」の、ダブ・ミックスを作って良い小節だけ戻す仕事を確かめたい。別の名義へ進む前に、一曲の仕上げ方を深く掘れる。Wrenchの回想が、その聴き方を作ってくれるね。