年明けのラジオでかけたリミックス
2022年1月13日、BBC Radio 1で持っていた一時間のレジデンシー番組で、フォラモール(Folamour)は自分が手がけたばかりのリミックス「Waylalah (Folamour Remix)」をかけた。投稿型の曲目表MixesDBでは、全13曲の10曲目に載っている。1 リミックスが出てから、およそひと月後のことだ。
原曲について、レーベルが伝えること
原曲はフランスの制作デュオ、シナプソン(Synapson)が、バブ・エル・ブルーズ(Bab L' Bluz)を迎えた曲だ。バンドが所属するReal World Recordsの告知によれば、共作の話は2021年初めに持ちかけられた。曲にはベルベルの色が濃く、マグレブ地方の楽器であるプール族の笛、カルカベ(Qraqeb)、電気のアウィーシャ(Awisha)が入る。歌うのはユスラ・マンスール(Yousra Mansour)で、言葉はダリジャ(Darija)だ。レーベルの紹介は、歌が社会の自ら招いた傷を省みるものだと書いている。2 同じ告知によれば、単曲は2021年の終わりに出て、フォラモールのほか、シャンボール(Chambord)とUN*DEUXのリミックスが付いた。2
リミックスについて、評が書いたこと
リミックスの発売の翌週、2021年12月16日、音楽サイトThis Song Is Sickのケイティ・ポーター(Katie Porter)は、フォラモールを同じフランスの作り手として紹介し、彼の版を世界の電子音楽のファンキーな解釈と書いた。楽器の音と電子の質感のちょうどよい谷間を見つけ、北アフリカの要素が全体に縫い込まれ、笛などグナワの楽器が遠い場所へ運ぶ。その下では、揺るがない高いエネルギーのテンポが曲を押している、と。3 Beatportの表示では125 BPM、Eマイナーで、ジャンルの欄はDance / Pop。同じ日には、より長い「Extended Remix」も出ている。45
フォラモールの別の曲については「Freedom」のエッセイがある。シナプソンは「Sunrise - Synapson Remix」で、自分たちもリミックスの側に回っている。
出典・注
[1] 2022-01-13 - Folamour - Residency, BBC Radio 1, MixesDB。曲目の並び(「Synapson - Waylalah (Folamour Remix)」は10曲目)。利用者が書き込む曲目表で、頁は「complete」、約1時間の番組と表示する。かけたのが4分21秒の版か長い版かは記載がない。
[2] Bab L' Bluz feature on new Synapson album, Real World Records、2022年11月21日。バンドのレーベルの告知(依頼の時期、楽器、歌の言葉、歌の主題の紹介、単曲とリミックス)。原曲についての記述で、リミックスについては名前を挙げるだけ。歌の主題はレーベルの紹介文によるもので、歌詞は引かない。告知の綴りは「Chambourd」で、Bandcampの曲目では「Chambord」。演奏の名義はリミックスの頁のクレジット(Vocals & Electric Awisha、Peul flute & Qraqeb)でも同じ楽器が並ぶ。リミックスが原曲の録音をどこまで使っているかは書かれていない。
[3] Katie Porter, Folamour's New Remix of Synapson's "Waylalah" is a Worldly Dance Music Vibe, This Song Is Sick、2021年12月16日。リミックスの評(評者の地の文)。元の頁は現在読めず、Internet Archiveの2022年9月30日の保存版で読んだ。原曲の発表を10月、リミックスを前の金曜としている。
[4] Beatport, Waylalah (Folamour Remix), 曲のページの表示。BPM・キー・ジャンル。長さ4:21、レーベルUnity Rec、発売12/10/21。
[5] Beatport, Waylalah (Folamour Extended Remix) feat. Bab L' Bluz, 盤のページ。発売日2021-12-10、レーベルUnity Rec、品番AWD539236。