トーク ・ DJ と職業音楽家
Once I Had A Love (AKA The Disco Song) — Blondie
DJ7月10日はこのBlondieの一曲と「Pity Pity」を選んでる。長い題名の後ろに、1975年版、2001年リマスターと書かれてる。
音楽家Chris Steinは、まだ題名がなく「The Disco Song」と呼んでいた頃を回想してる。バラードやレゲエでも試したけれど、しっくりこなかった、と。
DJNumeroの記事では、Steinが気に入っていたのは、同じコードで長調から短調へ向きを変えるフック。それでも、演奏の仕方はいつも違っていたと話す。
音楽家気に入った仕掛けがあっても、曲全体の演奏はまだ落ち着かない。僕はそのフックと、バンドのリズムがどう組まれているかを聴きたい。
DJドラムのClem Burkeは、Shirley & Co.の「Shame Shame Shame」のようなダンス曲を模そうとしていたと言う。基本の四分音符のバスドラムではなく、リズムをもっと動かしていた、と。
音楽家同じダンス曲を目指しても、ただ拍を刻むのでなく、動きを作ろうとしてるんだね。僕はドラムを追ってから、Steinのいうフックへ耳を戻したい。
DJ記事は1975年6月の録音を、ロックするより浮いているようだと描いてる。メロディーも、急いで句を解決して先へ進まない、と。
音楽家リズムを動かすという本人の話と、メロディーを急がせないという記事の感触。その組み合わせを聴いてみたい。曲の中で二つがどう働くかが気になる。
DJ僕ならこの1975年版は、夕方のセットで、バンドのダンス曲を一曲ずつ聴かせるところに置く。仕上がったヒット曲へ進む前に、この版の時間を取る。
音楽家僕はそこで、演奏がまだ探っているところを聴きたい。本人がいう、気に入ったフックと落ち着かなかった演奏。その二つを手掛かりにできる。
DJNumeroによれば、その1975年6月の録音を作ったのはAlan Betrock。場所は、ロングアイランドの母親の家の地下室だった。Qobuzの1975年版の欄にも、Producerとして彼の名がある。
音楽家初期の録音の人を辿れるんだね。曲を探っていた演奏が、誰の手で記録になったかまで見える。僕はその時の演奏を聴いてから、後の録音へ進もうと思う。
DJQobuzの同じ欄には、MasteringEngineerがKevin Bartley、ComposerLyricistがDebbie HarryとChris Stein。1975年版と2001年リマスターが、一つの掲載題名にある。
音楽家曲を作る仕事、録音を作る仕事、後から仕上げる仕事を辿れるね。僕は演奏の違いを先に聴いて、それから版の違いへ進みたい。
DJ記事は、その曲が1977年までに「Once I Had A Love」と呼ばれ、後の録音で「Heart of Glass」へ改題された流れも追ってる。題名を辿るだけでも、一曲が変わっていく。
音楽家今日はこの1975年版から聴こう。Steinのフック、Burkeのリズム、記事がいうメロディーの進み方。その後で「Heart of Glass」へ進めば、同じ曲をどう作り直したかを掘れる。