いちばん好きな、弾む一曲
EP『Don't Go Wasting Time』が出た2019年11月13日、アルフィー・テンプルマン(Alfie Templeman)は、その中でいちばん好きな曲に4曲目の「Circles」を挙げた。
"I always wanted to do something really bouncy & fat and this was the perfect song for that."(ずっと、すごく弾んで太い曲をやりたかった。この曲はそれにぴったりだった)1
追加のプロデュースをしたロブ・ミルトン(Rob Milton)が見事にやってくれた、とも添えている。1 本人頁のクレジットでは、作詞作曲と演奏はテンプルマン、共同プロデュースがミルトンだ。2
ディスコと呼ぶ評、ロックに置く欄
2日後、NMEのマシュー・ニール(Matthew Neale)はEPを評して、16歳の彼の本領はファンクとディスコへ手を伸ばしたときに光ると書いた。ジャック・ペニャテ(Jack Peñate)が手柄を主張してもおかしくない要素があるとして「Movies」とこの曲を名指しし、それでも、ここまで見事なら気にならないと続けている。3 翌2020年3月、Atwood Magazineのベイリー・レス(Baylee Less)はこの曲を「ディスコのダンス・ナンバー」と紹介した。4
評者たちがディスコの側で聴いた曲を、配信サービスのジャンルの欄はロックの側に置く。Beatportの表示では120 BPM、D♭マイナーで、ジャンルの欄はRock / Indie Rock。5 Apple Musicはオルタナティブ、本人頁のタグはrock、indie pop、indie rockと並ぶ。62
子どもの頃からファンクが好きだったという本人の話は、次のEPの表題曲について語られたもので、「Happiness In Liquid Form」のエッセイで扱った。2分31秒の「Circles」は、その話の少し手前、弾む曲をやりたかったという一言とともにEPの真ん中に置かれていた。
出典・注
[1] Check out Alfie Templeman's new EP 'Don't Go Wasting Time', and his vid for 'Who I Am', Dork、2019年11月13日。記事に引かれた本人の言葉(いちばん好きな曲、弾んで太い曲、ミルトンの追加プロデュース)。発売日も記事による。本人の言葉の出どころ(取材か宣伝文か)は記事に書かれていない。
[2] Circles, Alfie Templeman公式Bandcamp(Chess Club Records)。released November 13, 2019、クレジット(Written & performed by Alfie Templeman、Co-produced by Rob Milton)、タグ。長さはEPの頁の曲目で4曲目02:31。
[3] Matthew Neale, Alfie Templeman – 'Don't Go Wasting Time' EP review, NME、2019年11月15日。EPの評(評者の地の文)。ペニャテについて評は名前を挙げるだけで、どの要素を指すかは書いていない。
[4] Baylee Less, Escaping Monotony: An Interview with Alfie Templeman, Atwood Magazine、2020年3月19日。前書きの紹介(記者の地の文)のみ。問答の本人の言葉は次の作品についてで、使っていない。
[5] Beatport, Circles (Original Mix), 曲のページの表示。BPM・キー・ジャンル。長さ2:31、レーベルChess Club Records、発売11/13/19。
[6] Circles, Apple Music(日本)。EPの頁のジャンルの表示(オルタナティブ)と、7曲入りであること。