トーク ・ DJ と職業音楽家
Get In The Ride — Quantic feat. Connie Constance
DJ10月20日に選んだのは「Get In The Ride」。この日は一曲だけ。公式シングルの発売表示は18日で、二日後にライブラリに入る。
音楽家Quantic本人は、Connie Constanceとの初めての共作で、新しい盤の中でも未来志向のアプローチだと言う。硬いシンセのパターンと、まとまって押し寄せる声がぶつかる曲だと説明してる。
DJ本人の例えは、でこぼこ道を行く乗り物の後部座席。声とシンセを合わせる話を、その乗り心地で伝えるんだね。
音楽家僕は、その二つを衝突させる考え方から掘りたい。きれいに馴染ませることだけを目標にせず、パターンと声の違いを働かせる。本人の例えから、曲を組む狙いが見える。
DJConnieの入り口は別だ。自分の音楽を録り始めた頃、Quanticの「Time is the Enemy」をいつも聴いていた、と話してる。今回の共作を、一周して戻ってきたようだと振り返る。
音楽家聴いていた作り手と、今度は一緒に作る。その時間が声の人の側にあるんだね。Quanticの初共作という説明に、Connieの長い聴き手としての記憶が加わる。
DJ記事はこの曲を、『Dancing While Falling』の一曲として紹介してる。盤についてQuanticは、異なるリズムが出会い、感情を伴うところにディスコの力を感じると話す。
音楽家僕は、その盤全体の考えと、さっきの声とシンセの衝突を並べて読みたい。違うものを一曲に置くことが、この共作を掘る手掛かりになる。
DJEurorackシンセを使った、という記事の説明もある。記者はこの曲を、Quanticが機械と生身の演奏家を結びつけるものとして考えている、と伝えてる。
音楽家僕なら、どのパターンを機械に任せ、声をどこへ置くかを聴きに行く。誰が何を録って、どう重ねたかはまだ分からないけれど、本人が話す二つの材料から始められる。
DJ僕ならこれをセット前半、声を重ねる曲へ切り替える場所に置く。Quanticが話すシンセと声の衝突を、流れを変える一曲として使いたい。
音楽家僕は、Connieの記憶も一緒に持っていく。昔聴いていた曲と、いま共作した曲を行き来すると、声の人がどこから来たかまで辿れる。
DJライブラリでは7月23日にQuanticの「Stand Up」を選び、今回のあと、11月10日にはAndreya Trianaとの「Morning Light」を選んでる。一曲だけの日の前後にも、Quanticへ戻る日付がある。
音楽家同じ名義の曲でも、今回はConnie、次にはAndreyaと題名に載る。別の日に歌い手の違う曲を選ぶことで、盤にいる人たちへ進めるね。
DJ公式ページの名義はQuanticとConnie Constance。二日前に出たこの二人のシングルを、10月20日は一曲だけ選んだ。Connieが昔聴いていた「Time is the Enemy」へも戻れる一曲だ。
音楽家Quanticは音の衝突を語り、Connieは聴き続けた時間を語る。僕は二人の違う入口から、この初めての共作を掘りたい。