My Music Research10 年分のライブラリを、追加日順に
2024年9月22日 追加

Jai Dum

The Paradise Bangkok Molam International Band / Araya Lam ▶ Spotify

トーク ・ DJ と職業音楽家

Jai Dum — The Paradise Bangkok Molam International Band

DJ「Jai Dum」は9月22日の追加。Bandcampの『Araya Lam』は9月19日発売で、七曲目にこの題名がある。盤が出た三日後にライブラリに入ってる。
音楽家その曲の種明かしがある。The Real Cosmosの取材でMaft Saiは、「Jai Dum」はシンセ、キーボードだと答えてる。
DJ聞き手は、シンセだと思ったけれど、実は擦弦楽器のソーなのか、と尋ねてるね。取材した人にも音の正体が引っかかった。
音楽家本人はさらに、Chris Menistの叫ぶ声も入っていて、エフェクトをかけてある、人の声と分からないかもしれない、と笑う。ソーではなく鍵盤と分かったところで、もう一つ材料が出てくる。
DJその笑い方がいい。楽器の名前を当てて終わりにならず、声まで混ざっていると教えてくれる。
音楽家僕は、声を言葉として前へ出す以外の仕事に目が向く。叫びを加工して、人の声と気づかないかもしれない音にする。その具体があると、何を弾いたかだけで制作を考えなくなる。
DJ僕なら、セットの中ほどで、次の組み合わせへ踏み出す一曲に置く。取材のあの種明かしを起点に、楽器名でライブラリを分けていた手を一度止めたい。
音楽家作る側にも、その一度止める時間が欲しい。素材の出所から、出来上がりの役割を決めてしまわずに考えられるから。
DJ『Araya Lam』という名前にも続きがある。Maft Saiは、最初は21世紀のモーラム、次は『Planet Lam』で別の惑星へ旅し、そこにしばらく暮らしたら、自分たちの文明を作りたくなったと話す。
音楽家盤ごとに、今度は何を作るのかを言い直してるんだね。僕には、同じバンドの次の仕事を始めるための構想として読める。
DJこの盤は2019年から録音していたという。ロックダウンで予定を止め、作った曲へ戻って、二年かけて修正やダブの追加をした。ミックスダウンからマスタリングもやり直した、と。
音楽家僕は、録ったところを終点にしない、その戻り方が気になる。曲に何を足すかを考える時間と、仕上げをやり直す時間が、盤の制作に残ってる。
DJアルバムのクレジットでは、ミックスがNick Manasseh、マスタリングがFrank Merritt。Frankの仕事場はThe Carveryと載ってる。
音楽家Carveryの由来も具体的だよ。公式サイトでは、Frankと友人George ThompsonがHackney Wickの倉庫の居間で、友人やスクラッチDJ、自分たちのDJナイトのためにダブプレートを切る必要から始まった、と紹介してる。
DJ盤の仕上げの欄を辿ったら、かけるための盤を用意していた仕事へ出る。僕には、フロアの側からクレジットへ入る入口にもなる。
音楽家まずはこの曲の、加工した叫びの話へ戻りたい。演奏者が出した声に、別の役を与える。そこまで本人が明かしてくれると、一つの音を作る仕事が具体的に見えてくる。

話者は架空です。口にする事実と引用は出典のある記録から取り、ソースで確かめられます。置き場所(どの時間帯に、どの隣に)は話者の意見です。

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