トーク ・ DJ と職業音楽家
Los Poemas No Siempre Riman (DJ-Kicks) — Sofia Kourtesis & Novalima
DJ4月13日の追加は「Los Poemas No Siempre Riman (DJ-Kicks) - Mixed」。この題名を辿ると、Sofia KourtesisがDJ-Kicksのために作った四つの新曲の一つ、リードシングルへ行き着く。
音楽家Stereobarは、ペルーのグループNovalimaと作ったと紹介してる。選んだ曲を並べるだけでなく、自分で新しく作る曲もミックスに入れる。その組み立て方が気になる。
DJQobuzの掲載曲では、NovalimaもアーティストとAssociatedPerformerに載ってる。Sofiaの方にはProducerとProgrammerもある。
音楽家僕なら、誰と一曲を作るかと、誰の曲の隣へ置くかを一緒に考えたい。Novalimaとの共作が、選曲するSofia自身の仕事にも入ってくるんだね。
DJこのDJ-Kicks全体について、記事は母を亡くした時期に編んでいたと紹介してる。本人は、母は自分のアイドルで、喪失に息を奪われたと言う。ペルーへ戻ると、母をまた近くに感じたとも。
音楽家同じ話で、音楽が力をくれたと言う。外へ出すミックスを作る時間と、自分を立て直す時間が重なってる。その本人の言葉から、曲を選ぶ仕事の重さが見える。
DJSofiaのBandcampにある紹介も面白い。DJ KozeのDJ-Kicksを繰り返し聴いて、自分のDNAのようになったという。そこから、聴き手を旅に連れていくミックスを学んだ、と。
音楽家僕は、次の一曲を聴く理由を作る、という仕事として読める。新曲を四つ用意するのも、一曲ずつ独立させるだけでなく、全体を動かす方法を持つことになる。
DJStereobarの評は、フロアから静かで内省的なところへも進むミックスだと書いてる。一方の本人は、感情、緊張、解放が欲しかった、生きているようなミックスにしたかった、と。
音楽家曲順を作る時、僕なら緊張を保つところと、手を緩めるところを別々に考える。本人が挙げた三つの言葉は、制作する側にも具体的な課題になるね。
DJ僕ならこの曲を、セットの終わりへ向かう前、まだもう一段動ける場所に置く。DJ-Kicks全体についてのその構想を、最後まで進むための選曲の起点にする。
音楽家僕は新曲を作る側から、そこで次へ渡すために何を残すかを考えたい。選曲の構想と共作の話が一緒にあるから、曲を作って納める先まで想像が届く。
DJただ、ライブラリには2月16日にも、Mixedの付かない同じ題名が追加されてる。今回の入力は4分2秒、Qobuzに今載ってるのは4分35秒。この二つの追加が、どの版に当たるかはまだ分かってない。
音楽家そこは曲別の仕掛けを決めつけず、本人が話したDJ-Kicks全体の作り方として読みたい。共同で作る一曲と、その一曲を迎えるミックス。二つの仕事が見えるところがいい。
DJBandcampの曲ページは3月27日発売、!K7 Musicの表示。4月13日の追加はその17日後。題名のDJ-Kicksを入口にしたら、Novalimaとの新曲から、一枚を作るSofiaの話まで辿れた。
音楽家四つの新曲を持ち込みながら、聴き手が次へ進む道筋も作る。僕には、制作と選曲を一緒に考えるための一曲になった。