Stavroz
棚に出る曲
点の履歴
対象: artist-stavroz(artist_project)
年表(日付/出来事/出典)
- 2011年頃 IJsbrand De Wilde と Gert Beazar のデュオとして、東フランダース(ベルギー)でDJセットと楽曲制作を始める(c002、src-stavroz-about)。両者ともサウンドエンジニアで、Ijsbrandはライブ、Gertはスタジオを主に担う(src-d039-stavroz-bc-theginning about文)。バルカン風の音を志向したのが出発点(同)。
- 数年後(2010年代前半) Maxim Helincks と Pieter De Meester が加わり、4人のパフォーマンス編成(バンド)に拡大(c002)。
- 2013年5月28日 『The Ginning EP』を Délicieuse Musique から発表(c013)。表題曲「The Ginning」はMax Honckelinxのギターを軸に構成(c012、2013年イタリア語レビュー)。B面「The Finishing」(棚の曲)はサックス奏者ナタン・ダームス(既存ノード
m039-p-nathan-daems、本束では追加claimなし)との「デジタル音とサックスの対話」と評される。同EPには少なくとも2種のリミックスがあり、Viken Armanがリズムとベースを作り替えたバージョン(c010)、Powellが深く憂鬱なサウンドに仕立てたバージョン(c011)がある。ベルギー国内の電子音楽アワードで「ベスト・プロデューサー」「ベスト・ブレイクスルー・アーティスト」の2位を受賞(c018、時期は略歴に明記なし)。 - 2016年8月15日 『Talabout EP (LUL009)』をLULから発表(c014, c015, c016)。
- 2017年5月26日 『Gold Town EP』を、自主レーベルMoodfamily(設立動機は制作の自由の保持と近い感性のアーティスト支援、c004)から発表。「Gold Town」はBeatportのElectronic Top 100で数か月1位を記録し、Rockstar EntertainmentによりGTA 5に採用された(src-stavroz-about)。「All Day I Zama」にはメキシコの浜辺で録ったほら貝の音がそのまま使われている(c017、mood)。
- 2017年7月3日〜7月6日(棚: research_order 75–78) 「All Day I Zama」「Ghajar」「Whale Parade」「Gold Town」がまとめて棚に入る。
- 2018年6月8日 『Kasambila』を発表。
- 2019年7月4日(棚: research_order 137) 「The Finishing」(2013年『The Ginning EP』のB面)が棚に入る。EP発表から6年後の入棚。
- 2020年11月20日 『Bleached Flamingo EP』を発表。
- 2022年5月13日 『Mindibu』(初のフルレングス)を発表。
- 2023年12月 『Kick Up The Dust』を発表。
- 2025年10月17日 『Take a Seat』(14曲)を発表。ほとんどのアイデアは自宅スタジオで生まれ(c003)、一部はベルギー・マルメディのDaft Studioでオーバーダブ収録(c005、「Choices」はここで誕生)、仕上げはヘント市内のスタジオで行われた(c001)。ミキシングはGert Beazar & Luuk Cox(c006, c007)、マスタリングはHP Mastering(c008)。収録曲「Lilac」にはRY Xがゲストボーカルで参加(c009)。
- 2026年6月26日ごろ(棚: research_order 1127、追加日2026-06-29) 「Indigo Dye - Photay Remix」が棚に入る(entity.json既存claim-8740)。
棚との重なり
棚の6曲は3つの層に分かれる。(1) 2017年にまとめて入った『Gold Town EP』の4曲(All Day I Zama、Ghajar、Whale Parade、Gold Town)はEP発売の約2か月後という、ほぼ同時代的な入棚。特に「All Day I Zama」は、本人談で明かされた「メキシコの浜辺のほら貝の録音」という具体的な制作エピソードと結び付く。(2) 「The Finishing」は2013年『The Ginning EP』のB面で、2019年という6年遅れの入棚。この曲だけでも当時、Viken ArmanとPowellという2種の公式リミックスが作られるほど注目された記録が残る。(3) 「Indigo Dye - Photay Remix」(2026年)は棚の中で最新かつ唯一のリミックス単曲で、ほぼリアルタイムでの入棚にあたる。全体として、棚は結成初期(2013年)から直近(2026年)まで、Stavrozの13年強のキャリアの広い範囲に薄く触れている。
まだ分からないこと
- Moodfamilyレーベルの設立の正確な年(Gold Town EP発売の2017年より前としか絞り込めない)。
- LULレーベルの運営者・自己紹介にあたる一次資料(カタログ番号からの存在推定のみ)。
- 『The Ginning EP』のもう2種のリミックス主体(Felkon、Britta Arnold & Sascha Cawa)の詳細(2013年レビューでの言及止まり、本束では未採用)。
- ライブ・DJセットでの「使われた場」にあたる一次資料(他のDJによる紹介・パーティでのかかり方等)は今回見つからなかった。
本人・レーベルの言葉
- 本人の言葉Stavroz — 4人で作るからこそ、計画と偶然のバランスは常に揺れ動くと語る。一人が思いつかなかった方向にアイデアが転がることを楽しんでいる。“The balance between planning and unpredictability is always shifting”
- 本人の言葉Stavroz — 曲作りの着想は計画されたものでなく、旅先で出会った音がそのまま曲に流れ込むと語る。モロッコで見たグナワの演奏のリズムが後に自分たちの曲に入り込んだ例を挙げる。“we saw an amazing Gnawa band in Morocco, and some of those rhythms”
- 本人の言葉Stavroz — 父親になるといった人生の大きな変化も、制作の刺激になっていると語る。“huge changes in life, like becoming a father”
- 本人の言葉Stavroz — アイデアの多くは自宅スタジオでの試行錯誤から始まり、2025年作のためにマルメディのDaft Studioで数日集中してオーバーダブを録ったと語る。“Most of the ideas started out in our own home studio”
- 本人の言葉Stavroz — メキシコの浜辺で誰かがほら貝を吹いていた音を録っておき、それが「All Day I Zama」(Gold Town EP収録)にそのまま入り込んだと明かす。旅の音を無理に使おうとはせず、はまる時だけ使うと語る。“someone was blowing into a conch shell on the beach”
- 本人の言葉Stavroz — ミキシングが曲の印象を大きく左右すると考えており、踊るための曲は大きなスピーカーで映えるようミックスとマスタリングが特に重要だと語る。“mixing can really change how a song feels”
- レーベルの紹介Moodfamily(Stavroz公式Bandcampのアルバム紹介文) — 『Take a Seat』の紹介文は、急かさない・アルゴリズムに従わない、ただ座って音楽と向き合う時間を勧める文面で書かれている。“No urgency. No algorithms.”
- レビューWhen We Dip(Thomas Gaboury-Potvin) — 外部の書き手は、Stavrozの音を有機的な音と合成的な音を溶け合わせた、映画的で質感豊かなサウンドスケープと評する。“cinematic, textured soundscapes that merge organic and synthetic sounds”
- シーンStavroz(公式サイト) — 公式略歴は、東フランダースという「妥協の地」でこの4人の友人たちが出会ったと書き出す。ベルギーの一地方色を自己紹介の起点に置いている。“found each other in the east of Flanders”
台帳の辺 9 件
| Pieter De Meester | member_of | 直接の根拠あり | |
| Maxim Helincks | member_of | 直接の根拠あり | |
| Gert Beazar | member_of | 直接の根拠あり | |
| Ijsbrand De Wilde | member_of | 直接の根拠あり | |
| active_in | ヘント(ベルギー) | 文脈として | |
| has_property | 結成の経緯:2011年頃、IJsbrand De Wilde & Gert BeazarのデュオとしてDJセットと楽曲制作を開始。数年後にMaxim Helincks & Pieter De Meesterが加わり、パフォーマンス編成(バンド)に拡大した。 | 文脈として | |
| has_property | 自宅スタジオを主な制作拠点とし、アイデア出し・スケッチはそこで行うと本人談で語る(2025年)。 | 文脈として | |
| has_property | 自主レーベルMoodfamilyを設立。動機は制作の自由を保つことと、近い感性を持つ他のアーティストを支援すること。 | 文脈として | |
| has_property | ベルギーの国内エレクトロニック音楽アワードで「ベスト・プロデューサー」および「ベスト・ブレイクスルー・アーティスト」の2位を受賞したと公式略歴に記される。 | 文脈として |