曲を選ぶ人と、作る人が出会う場
ファットボーイ・スリム(Fatboy Slim)ことノーマン・クック(Norman Cook)と、「Santa Cruz」を選ぶDJたちは、どこで出会ったのか。
ゲストの後に、常連のDJが続く
ジム・バトラー(Jim Butler)の記事が振り返るSunday Socialは、ロンドン中心部のAlbanyで13週間続いたイベントだ。クックらゲストDJが先に演奏し、そこで継続してDJを務めるダスト・ブラザーズ(The Dust Brothers)が後に続いた。1 その中心にいたのは、トム・ローランズ(Tom Rowlands)とエド・サイモンズ(Ed Simons)の二人だった。
クック本人は、かつて一緒に活動した歌手リンディ・レイトン(Lindy Layton)に誘われて訪れたと回想する。ブライトンで自分がかけていた、速くしたブレイクビーツなどを混ぜる音楽と似たことが、そのクラブでも行われていると聞いたのだった。1
バトラーは、トムとエドがSocialで「Santa Cruz」を流しており、クックにその曲を称賛したと記す。1
二十周年盤が残す版の名前
2016年の『Better Living Through Chemistry』二十周年再発をポール・シンクレア(Paul Sinclair)は紹介し、2枚組CDの一枚目に「Santa Cruz (Extended)」を載せている。二枚目は未発表の保管録音や、以前の米国盤・日本盤の追加曲などを集めたものだ。2
一枚目の本編と二枚目の追加曲を分ける構成は、盤のまとまりと、別の機会に出た録音を一緒に読めるようにする。アルバム本編と追加曲を分けて示す再発として捉えられる。
出典・注
[1] Jim Butler, 1994: Eclectic Boogaloo, disco pogo、2026年1月6日掲載。クックの来場回想と記者による曲使用の記述。Socialで流された録音の版は特定されていない。
[2] Paul Sinclair, Fatboy Slim / Better Living Through Chemistry / 20th anniversary deluxe, SuperDeluxeEdition、2016年8月31日。