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2019年10月20日 追加

Blue Moon

Jean du Voyage、Djéla、Pierre Harmegnies / Mantra ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 3 分

サンプルをやめた盤に残った管

2017年2月に載ったindiemusicの取材で、ジャン・デュ・ヴォワイヤージュ(Jean du Voyage)は、最初のアルバム『Mantra』を作っていた頃にサンプルを使わないと決め、録音を優先して伝統楽器を集め始めたと話した。もとは世界の音楽のレコードからサンプルを取り、やがてその響きを出せる楽器そのものを探すようになったという。聞き手が、前のEPの管楽器に代わって東洋風の旋律が前に出たと水を向けると、彼はこう答えた。

« Il y a quand même des cuivres dans plusieurs titres de l'album »(それでもアルバムのいくつかの曲には管が入っている)1

例に挙げたのが「Blue Moon」と「Walk」だった。

ターンテーブルから始めた人

同じ取材で彼は、1998年に最初のターンテーブルを手に入れ、スクラッチで別の音楽の作り方を知り、数年後に制作を始めたこと、楽譜は学ばず耳と直感で作ることを語っている。1 Le Musicodromeは彼をラ・ロシェルのビートメイカーと紹介し、Longueur d'Ondesは電子音楽のデュオ、ブロークン・ドロップ(Broken Drop)でも活動してきたと書く。23 公式サイトは、ドゥドゥク、カリンバ、クラリネット、フルート、各種のサックス、トロンボーンなどの生楽器を使うと紹介し、題の『Mantra』を音の力に基づくものとして説明している。4

アルバムは2016年10月21日にJarring Effectsから出た11曲で、「Blue Moon (feat. Djélà & Pierre Harmegnies)」は4曲目、5分59秒だ。公式Bandcampのクレジットでは、作詞者はアンジェリーヌ・サヴェリ(Angeline Savelli)、作曲者はジャン・オニヨン(Jean Onillon)とピエール・アルメニー(Pierre Harmegnies)となっている。5

二人の客演

ジェラ(Djéla)とアルメニーは、2014年の『The Closest EP』から続く相手だ。そのEPで彼は、ジェラを歌、アルメニーをサックス、クラリネット、ギターなどの担い手と紹介した。6 indiemusicの取材では、二人はいつ誘っても応えてくれ、尊敬し刺激を受ける人たちだと話している。1 仏語のウェブ誌Trip-Hop.netが2017年1月に出した無料のコンピレーションは、この曲の作詞と歌をジェラ、サックスと楽器をアルメニーとしている。公式の作詞者欄にあるサヴェリとジェラが同じ人かは、これらの資料では確かめられない。7

二つの評はこの曲にジャズを聴いた。発売直後のLe Musicodromeは、二人がジャズに染まった影響をこの曲に持ち込んだと書き、indiemusicのアルバム評はこの曲と「Shanti」のジャズの高まりを挙げた。28 Longueur d'Ondesのエムリーヌ・マルソー(Émeline Marceau)は、二人の客演曲として「Shanti」と並べ、こちらをよりアップテンポな曲と書いた。3 Trip-Hop.netは、編集部が合議で選んだ2016年の気に入りの一曲として、この曲を19曲の9曲目に置いた。7

出典・注

[1] Raphaël Duprez, [Interview] Jean du Voyage, indiemusic、2017年2月(ページに2月10日と12日の表示)。サンプルをやめたこと、楽器の収集、管の入った曲(直接引用はここから)、経歴、ジェラとアルメニーについての回答。

[2] Jean du Voyage « Mantra » (2016), Le Musicodrome、2016年10月25日。人物の紹介とアルバム評(書き手の記述)。

[3] Émeline Marceau, Jean du Voyage, Longueur d'Ondes、2017年1月(URLの日付は1月10日)。Broken Dropへの言及とアルバム評(評者の記述)。

[4] Mantra, Jean du Voyage公式サイト。発売日、客演者、題の説明、使う楽器(本人側の紹介文)。

[5] Mantra, Jean du Voyage公式Bandcamp。released October 21, 2016、Jarring Effects、曲目と長さ(4曲目 05:59)、クレジット(作詞者 Angeline Savelli〈4・5曲目〉、作曲者 Jean Onillon と Pierre Harmegnies〈4・5・11曲目〉)。曲のページも同じ作詞・作曲者を示す。

[6] The Closest EP, Jean du Voyage公式Bandcamp。released April 19, 2014、紹介文(ジェラ〈vocals〉とアルメニー〈sax, clarinet, guitar...〉)。

[7] Trip-Hop.net Best Tunes 2016, Trip-Hop.net公式Bandcamp。released January 20, 2017、紹介文(編集部の選曲)、曲目(9曲目)。曲のページの表示(Author & Vocal: Djéla/Saxophone & Instruments: Pierre Harmegnies)。

[8] Raphaël Duprez, [LP] Jean du Voyage – Mantra, indiemusic、2017年2月3日。アルバム評(評者の記述)。[1]と同じ書き手・媒体。

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