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2021年6月11日 追加

Wish You Were Gone

Cosmo Pyke / Just Cosmo ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

最初に書いた曲を、最初に置く

2017年2月26日、The Line of Best Fitに載った曲ごとの解説で、コスモ・パイク(Cosmo Pyke)は、デビューEP『Just Cosmo』の1曲目についてまずこう書いた。

"It's the first song I ever wrote and the first track off the EP."(僕が初めて書いた曲で、EPの1曲目だ)1

同じ頁の前書きがロンドン南部のペッカム生まれで、歌と複数の楽器を手がけると紹介する作り手の、最初の一曲が、最初の盤の入口に置かれた。1

先に告げられた題

2016年10月、The FADERは先行曲「Social Sites」を、フレイザー・T・スミス(Fraser T. Smith)と作った、2017年初めに出るデビューEP『Curser's Lament』の最初のシングルと伝えた。2 翌月のMusic Weekも同じ題を挙げ、アデルやサム・スミスのヒットを手がけたスミスと録った5曲入りと書く。BRITスクールに残って受けたA&Rのオーディションで、パイクが「Social Sites」とキング・クルールの曲のカヴァーを演奏し、それが70Hzのソール・フィットン(Saul Fitton)を通じてスミスへつながったという。3

Appleで配信中の『Just Cosmo - EP』は、2017年2月24日の日付、℗ 2017 70Hz Recordingsの表示で5曲。「Wish You Were Gone」は1曲目で4分21秒、先に出ていた「Social Sites」は4曲目に置かれている。4 パイクの公式サイトも、この盤をスミスとの共同制作で、70Hz Recordingsと組んで出したと説明する。5 先に告げられていた『Curser's Lament』は、スミスとの5曲入りで、2017年初めに出るとされ、「Social Sites」を含むという点で、この盤と重なる。

母の音

2017年の曲ごとの解説でパイクは、この曲には母からのとても良いサンプルも入っていると添えている。1 Music Weekの記者は、どの曲とは書かずに、彼が夜遊びから帰った自室で、メロディを、母のかつてのバンドの録音を含むサンプルに縫いつけるように曲を書くと伝えていた。3

4年後

2020年12月、スケートボードのコミュニティNo Comply Networkの取材で、パイクは盤の頃を振り返っている。スミスがストームジーのアルバムを作っていたのと同じスタジオで、スタジオ代を払わずに5曲を作り、その後4年、何も出していなかったという。そして、いちばん大切な曲として、スミスとも録ったが、それより前に一人でアコースティックで録ったという、SoundCloudに上げた2曲を挙げ、その歌詞はたぶん自分でいちばん良いと話した。6

出典・注

[1] Cosmo Pyke, Cosmo Pyke takes us through his debut five track EP Just Cosmo, The Line of Best Fit、2017年2月26日。署名は本人(Words by Cosmo Pyke)。題の上の見出し(South London)と前書き(ペッカム生まれ、複数の楽器、スミスのプロデュース)は編集部の文。「Wish You Were Gone」の項(直接引用はここから。文の終わりまで)と母のサンプルの記述。主題についての本人の説明は使っていない。

[2] Aimee Cliff, You Saw Cosmo Pyke In Frank Ocean's "Nikes" Video, Now Listen To A Song Of His Own, The FADER、2016年10月24日(URLの日付)。『Curser's Lament』の告知とスミス(記者の地の文)。

[3] On The Radar: Cosmo Pyke, Music Week、2016年11月16日。18歳、ペッカム、スミスとの5曲入りのEP『Curser's Lament』、オーディションとフィットン、自室でサンプルに縫いつける書き方と母のかつてのバンドの録音(記者の地の文)。

[4] iTunes Lookup: Just Cosmo - EP, Apple(英国ストア)。2017-02-24、℗ 2017 70Hz Recordings、5曲、1曲目 Wish You Were Gone 261,453ミリ秒、4曲目 Social Sites(曲の日付 2016-10-24)。

[5] About, Cosmo Pyke公式サイト(日付の表示なし、現在の紹介文)。スミスとの共同制作と70Hz Recordings、ペッカム生まれ、BRITスクール。

[6] Cosmo Pyke: Sounds Good Interview, No Comply Network、2020年12月1日。本人の回答(スタジオ、5曲、4年、いちばん大切な曲として挙げた盤より前の2曲と録音の順序。2曲の題の一つ「Curses of Lament」と[2][3]のEP名の関係は確かめられないので、本文では題を書いていない)。

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