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2022年3月1日 追加

Venezuela Riddim

Hak Baker / Babylon ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

客席へ投げられた三つの国旗

2023年6月9日、NMEのフレッド・ギャラット=スタンリー(Fred Garratt-Stanley)の記事は、ブライトンのKomediaでの一場面から始まる。ハック・ベイカー(Hak Baker)がファンに人気の「Venezuela Riddim」の最後の音を弾くあいだに、友人のジャック(Jack)が舞台からジャマイカ、グレナダ、ベネズエラの旗を客席へ投げ、客がそれを振った。1 記者は、The Great Escapeでの金曜のヘッドライン公演の3時間前に、パブでベイカーとバンドに会っている。1

三つの島の男

記事によれば、ベイカーはジャマイカ人の母とグレナダ人の父を持ち、ロンドンのアイル・オブ・ドッグズの出身だ。自らをこう呼ぶという。

"three island man"(三つの島の男)1

その声は濃いコックニーの訛りにジャマイカのパトワが混じり、2017年のEP『Misfits』とミックステープ『Babylon』では、アコースティックのフォーク・ギターに、陽気なレゲエやパンク、スカの要素を合わせていた、と記者は書く。1 旗の三つのうち二つは、この紹介に出てくる国と重なる。ベネズエラの旗が何を指すのかは、記事には書かれていない。

12曲のミックステープの5曲目

Appleの表示では、『Babylon』は2019年10月25日の日付で12曲、「Venezuela Riddim」は5曲目で4分6秒。2 NMEの記事はこのミックステープを2020年のものとしている。1

2021年5月10日、The Next Cartelのマデリーン・アーバン(Madeleine Urban)は、『Babylon』の曲の映像を三つ紹介し、この曲を祝祭そのものと呼んだ。映像の監督は東ロンドンの二人組ブロークン・アンテナ(Broken Antenna)で、2000年代風の結婚披露宴を、Hi8のビデオカメラだけで撮っている。教会のホールでの一夜で、踊る親の腕の中で子どもが眠り、部屋じゅうが同じ振りで踊る場面があるという。3 The Next Cartelがこの曲を祝祭と呼んだ2年後、NMEが伝えたブライトンのKomediaでは、この曲の終わりに三つの旗が客席で振られていた。1

出典・注

[1] Fred Garratt-Stanley, Hak Baker and the power of his electrifying protest music, NME、2023年6月9日。冒頭の公演の場面、取材の場面、生い立ちと声、以前の作品の紹介(記者の地の文)。「three island man」は記事が本人の自称として引く語(直接引用はここから)。記事中の歌詞の引用は使っていない。記事は『Babylon』を2020年とする。

[2] iTunes Lookup API: Venezuela Riddim, Apple。『Babylon』、2019-10-25、12曲の5曲目、246,103ミリ秒。

[3] Madeleine Urban, Hak Baker's East London: Come Have A Look Inside, The Next Cartel、2021年5月10日。曲と映像の紹介(書き手の記述)。ページの「Source:」は埋め込み映像ごとの表示(この曲はAlex Reiddop)で、記事の転載元を示すものではない。映像そのものは見ていない。

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