3月に出るはずだったEPから、2年後のアルバムへ
2020年2月、音楽サイトEchoes And Dustは、フランスのキャメル・パワー・クラブ(Camel Power Club)の新しい単曲「Gizmo」を先行公開した。記事は、3月に予定されたEPからの曲だと紹介し、3月からツアーに出ることも書き添えている。バンドはこの曲をこう説明したという。
"'Gizmo' is a reflective song about the last possibilities we have as a generation…"(「Gizmo」は、ひとつの世代としてわたしたちに残された最後の可能性について考える曲だ……)1
その可能性とは、いまの状況のなかで新しい方向へ漕ぎ出すためのものだという。遊び心のある旋律とリズムがその主題と対照をなし、おかしなシンセサイザーが楽しい雰囲気を与える、とも続く。記者は、島のような空気のあるドラム、ギターとベース、そしてフルートのソロを挙げた。1
2月9日、Indie Shuffleのトバイアス・ハンドケ(Tobias Handke)は、近く出るEPからの宇宙的な単曲と紹介し、フルートが加わって良い曲が素晴らしい曲になったと書いた。探るようなベースラインと遊び心のあるギターの絡みも挙げている。2
4月のEP
Appleの表示では、「Gizmo」の日付は2020年2月7日、長さは4分20秒。EP『Why Can't We All Be Friends for the Few Years Left ?』は4月17日の日付で、5曲の2曲目に入った。前年に出ていた「Murano」「Inana」も同じEPに並ぶ。3
2年後のアルバム
2022年5月20日に出た16曲のアルバム『Narukanaga』で、「Gizmo」は3曲目に置かれた。公式Bandcampでは長さ4分19秒、2枚組LPでは1枚目のA面3曲目だ。アルバムを書き、録音し、ミックスとマスタリングをしたのはレオナール・ブレモン(Léonard Bremond)で、「Murano」「Inana」もEPから引き続き収められている。クレジットは、「Gizmo」のフルートをニコラ・リッツォ(Nicola Rizzo)の演奏と記す。4 2020年2月の二つの記事が挙げた音にも、フルートがあった。12
出典・注
[1] Track Premiere: Camel Power Club – Gizmo, Echoes And Dust、2020年2月(URLの年月。署名は本文抽出に出ない)。単曲の先行公開の記事。3月のEPとツアーの予定(記者の地の文。告知であり、実施の記録ではない)、記事に引かれたバンドの説明(直接引用はここから。文の途中で切り「…」を付けた。続きの「new directions」の部分は地の文で要約。出どころは記事に明記がない)、音についての記者の記述。
[2] Tobias Handke, Camel Power Club - Gizmo, Indie Shuffle、2020年2月9日。単曲の紹介(書き手の記述)。近く出るEP、フルート、ベースとギター。
[3] Apple。iTunes Lookup API: Why Can't We All Be Friends for the Few Years Left ? - EP(2020-04-17、℗ 2020 Bramar Records、5曲。2曲目 Gizmo 259,972ミリ秒、日付2020-02-07。3曲目 Murano 2019-03-01、4曲目 Inana 2019-05-24)。iTunes Lookup API: Gizmo(Narukanaga)(3曲目、259,672ミリ秒、日付2020-02-06)。
[4] Narukanaga, Camel Power Club公式Bandcamp(Bramar Records)。released May 20, 2022、16曲の曲目と長さ(3. Gizmo 04:19)、2LPの面割り、クレジット(written, recorded, mixed and mastered by Léonard Bremond、Flute on Gizmo by Nicola Rizzo)。フルートのクレジットはアルバムのもので、EPの版の演奏者は確かめていない。