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2022年5月23日 追加

Change

Lipka / Grande giocatore ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

夜のトンネルの、最初の一曲

ジュネーヴの二人組リプカ(Lipka)は、2013年の『Lipka』に続くアルバム『Grande Giocatore』を、2016年6月3日に出した。その10日後、スイスの媒体leMultimedia.pressに載った取材で、ギターと歌のフェリックス・ランディス(Félix Landis)は、盤の筋書きを説明している。夜にトンネルへ入ってゆく盤で、最初の「Morning」と最後の「Dubplate」は昼の曲、そのあいだはすべて夜に起きる。映像を作るならそうする、という。1

公式Bandcampの曲順では、「Change」は「Morning」のすぐ後、2曲目に置かれている。長さは3分2秒。2 筋書きのとおりなら、夜に入って最初の曲だ。

同じギター、重いベース

同じ記事で、二人はランディスとエティエンヌ・メートル(Étienne Maître)、ともに27歳の幼なじみと紹介される。ランディスはパンク・ロックの出身で、エティエンヌはパンクを聴かず、二人ともファンクを聴いていたという。1

記者は盤の様式の混ぜ方の例として、とても踊れる「Change」、もとのダンスホール・ラガに属する「Cops」、よりパンク寄りの「Monkeys」を挙げた。ランディスはそれに、この三曲には同じギターのエフェクトがかかり、ベースがとても重く、制作の効かせ方も同じだと答え、「Worth」も同じ系統の、電子音の少ない曲だと付け加えている。1 そのうえで、曲の選び方をこう話した。

"Nous ne modifions jamais des chansons pour qu'elles correspondent au concept"(コンセプトに合わせるために曲を変えることは決してない)1

代わりに、曲をあらかじめ選ぶのだという。二人はそれぞれ別に曲を作り、一枚目のあとでリプカに入る曲と中心から外れた曲が本能的にわかるようになった、とも話している。1

レーベルという家族

盤を出したEvidenceを率いるニコラ・ムリ(Nicolas Meury)は、二人にはアルバムがあり、自分はそれを仕上げるために加わった、もともと別々の企画を持ち寄る考えでレーベルEvidenceを作った、と記者に話した(どのアルバムかは記事に書かれていない)。ランディスは、ふつうのレーベルとの関係ではなく、家族のように同じ方向を向き、制作と作曲とミックスの創造的な決定権を自分たちで持ちたいと言う。1 公式Bandcampの盤には、ジュネーヴの名とともに、レゲエ、ダブ、ヒップホップのタグが付いている。2

12曲の盤で「Cops」と「Monkeys」は8曲目と9曲目にある。2 ランディスが同じ系統に数えた「Worth」は4曲目で、夜の側の10曲の前半に「Change」と「Worth」、後半に「Cops」と「Monkeys」が分かれて並ぶ。12

出典・注

[1] Lipka, le « Grande Giocatore » du mélange des styles, leMultimedia.press、2016年6月13日(URLの日付)。取材記事。発売日、2013年の最初のアルバム、二人の紹介と年齢(記者の地の文)、盤の筋書き・音楽の出自・曲の選び方についてのランディスの答え(直接引用はここから。文の終わりまで)、「Change」を「とても踊れる」とした例示(記者の地の文)、三曲の共通点(ランディス)、ムリの説明。

[2] Grande Giocatore, Evidence Music公式Bandcamp。released June 3, 2016、12曲の曲目と長さ(1 Morning、2 Change 03:02、4 Worth、8 Cops、9 Monkeys、12 Dubplate)、タグ(reggae、dub、hiphop、Geneva ほか)。曲のページ(Change)にも同じ発売日。

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