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2022年7月31日 追加

You Were Mine

Tami Neilson / CHICKABOOM! ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

爆竹の盤でいちばん長い曲

タミ・ニールソン(Tami Neilson)は、アルバム『CHICKABOOM!』で、ギターと打楽器と二人の声だけに削っても鳴る曲を書きたかったと語っている。公式Bandcampの紹介文(宣伝文)に載る言葉だ。

"punchy little songs, popping firecrackers"(パンチのある小さな曲、弾ける爆竹)1

同じ頁の曲目では、10曲のうち8曲が2分台で、合計はおよそ26分になる。1 American Songwriterの記者マット・ウォロック(Matt Wallock)も、この盤を10曲で26分と数えている。2 そのなかで5曲目の「You Were Mine」は3分43秒と、盤でいちばん長い。1 Appleのデータでは約3分44秒。3

一曲だけのリードギター

盤全体のクレジットでは、リードギターはデレイニー・デイヴィッドソン(Delaney Davidson)で、彼はニールソンと共同でプロデュースもしている。ただ同じ欄に、「You Were Mine」のリードギターだけはブレット・アダムズ(Brett Adams)だと特記がある。1 曲の頁の演奏者欄でも、リードギターはアダムズで、デイヴィッドソンは制作者としてだけ名が載る。ベースとリズムギターは兄弟のジェイ・ニールソン(Jay Neilson)、ドラムと打楽器はジョー・マッカラム(Joe McCallum)。録音とミックスはオークランドのThe Labで、ジョル・マルホランド(Jol Mulholland)が担った。4 紹介文によれば、ジェイは新しい曲をいくつか録るため、トロントからオークランドへ飛んできた。1

父を亡くしたあとの会話

曲の頁の作者欄は、タミとジェイの二人の名だ。4 2020年7月、American Songwriterがこの曲のミュージックビデオを初公開した記事で、ニールソンは、曲はジェイとの会話から生まれたと語っている。父を亡くしたあとの暮らしについての会話で、人は人生を変える出来事を目印にして、時間を前と後の二つに分けてしまう、と二人で話したという。ビデオを監督したのは、もう一人の兄弟トッドだった。2

紹介文によれば、ニールソンは子どものころ、両親と兄弟二人とともに家族バンドで北米を回った。亡くなった父はソングライターとしても実績のある人だったという。紹介文のなかで彼女は、この企画にも旅にも、また家族にいてほしかったと話している。1

小さな曲を掲げた盤で最も長いこの一曲には、曲を共に書いたジェイの名が演奏者欄に、ビデオを監督したトッドの名が映像に、それぞれ残っている。124

出典・注

[1] CHICKABOOM!, Tami Neilson公式Bandcamp。released February 14, 2020、10曲の曲目と長さ、盤全体のクレジット(デイヴィッドソンのリードギターと共同制作、アダムズの「You Were Mine」での特記)、紹介文(宣伝文。直接引用はここから。原文は「I wanted to write an album of」に続き「that, when stripped back…」と続く文の途中で切っている。ジェイの来訪、家族バンド、父、家族にいてほしいという言葉)。

[2] Matt Wallock, Tami Neilson Debuts A Smoldering Video for "You Were Mine", American Songwriter, 2020年7月29日。ビデオ初公開の記事。ニールソンのコメント(ジェイとの共作と会話、トッドの監督)、記者の地の文(10曲26分)。

[3] iTunes Search: Tami Neilson You Were Mine, Apple。盤『CHICKABOOM!』(id 1477226738)5曲目、223,577ミリ秒。

[4] You Were Mine, Tami Neilson公式Bandcamp。曲別クレジット(作者 T Neilson/J Neilson、演奏者、制作、録音・ミックス、マスタリング)。

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