本人がpwenを説いた単曲
メリッサ・ラヴォー(Mélissa Laveaux)は、2019年10月4日に出した単曲「Nan Pwen Lavi Ankò」の公式Bandcampの頁に、短い説明を添えている。お守り(grigri)と呼ぶ人もいるものを、ヴォドゥを信仰するハイチの人々はpwenと呼ぶ。それは一柱のロワ(lwa、霊・神格)の魔力を抽き出したエッセンスで、災いや呪い、運命から身を守るために使われる、という。1
本人の説明
同じ説明によれば、この歌の語り手は、魔力の助けを借りて、いくらかの力と生気を取り戻し、運命や不運の流れを目立たないように逸らそうとする。説明は英語の一行で、ロワに魔法の助けを求める、ちょっとした超自然の力の増強だとも要約されている。そして母の言葉で締めくくられる。
"Et comme disait ma mère, le chanter c'est le prier deux fois!"(母が言っていたように、それを歌うことは、それを二度祈ることだ)1
録音
同じ頁のクレジットでは、ラヴォーがギターと歌、エリーズ・ブランシャール(Élise Blanchard)がベースとシンセ・ベース、マルタン・ワンジェルメ(Martin Wangermée)がドラムを受け持ち、編曲は3人の名で記される。録音はパリのStudios Milligramme、ミックスはSimone、アートワークはテッサ・マルス(Tessa Mars)。1 Appleのデータでは長さは約3分23秒で、日付欄は同じ2019年10月4日。2
前の盤から
2020年8月、afterglowでラヴォーを紹介したルナ・ハーパー(Luna Harper)は、彼女をモントリオール育ちでパリを拠点にする歌い手として書き、2018年の『Radyo siwèl』を、それまでの英語の盤と違い主にハイチ・クレオール語で歌われた、ハイチの伝統的なフォーク曲のカヴァー集として説明する。ハーパーによれば、その盤の多くの曲がヴォドゥを扱っていた。3
その盤に続いて出た曲として、ハーパーは「Nan Pwen Lavi Anko」を、鐘とシンセの飾りを伴い、よりポップなロックの調子をのぞかせる単曲として書いた。3
出典・注
[1] Nan Pwen Lavi Ankò, Melissa Laveaux公式Bandcamp。about欄(L166の英語の一行とL168の仏語の説明。L168は一人称で母に触れる本人の文)、credits(L170–181。released October 4, 2019、演奏・編曲・録音・ミックス・マスタリング・アートワーク、© Twanèt 2019)。直接引用はL168の最後の文(原文の仏語。感嘆符まで)。
[2] iTunes Lookup: Nan Pwen Lavi Anko - Single, Apple(フランス)。1曲、203,440ミリ秒、日付欄2019-10-04、℗ 2019 Twanèt。
[3] Luna Harper, Artist Spotlights: Mélissa Laveaux Revives Haitian Folk Classics, afterglow、2020年8月17日(URLの日付)。ラヴォーの紹介(L70)と『Radyo siwèl』についての記述(L55–79)と、この曲についての一文(L84。「Earlier in 2019」とする)は、いずれも記者の記述。