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2022年10月20日 追加

Last Train Home

Pat Metheny Group / Still Life (Talking) ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

すぐに書けて、即興が難しい曲

2001年8月13日、パット・メセニー(Pat Metheny)の公式サイトの質問欄に、この曲の成り立ちを尋ねる聴き手の問いが載った。曲の入った盤が1987年に出てから14年後のことだ。12答えたメセニーはまず、曲がすんなり生まれたことを書いた。

"as sometimes happens, it came very quickly"(ときどきあるように、とても速く出てきた)1

一続きのフレーズとして書かれ、ブリッジはあとから加わったと思う、という。1

盤と、その後の版

公式サイトの2006年リマスター盤のページでは、盤『Still Life (Talking)』は1987年の作品で、7曲の3曲目にこの曲が置かれている。演奏者欄には、メセニー、ライル・メイズ(Lyle Mays)、スティーヴ・ロドビー(Steve Rodby)、ポール・ワーティコ(Paul Wertico)、アルマンド・マルサル(Armando Marcal)、マーク・レッドフォード(Mark Ledford)、デヴィッド・ブラマイアーズ(David Blamires)が並ぶ。これは盤全体の名簿で、この曲の演奏者を曲ごとに示したものではない。2

Appleのデータでは、パット・メセニー・グループ名義の『Still Life (Talking)』の3曲目は約5分38秒。同じ題の曲は、1993年の日付のライブ盤『The Road to You (Live)』に約5分19秒で、2003年の日付のメセニー名義の『One Quiet Night』に約4分35秒で入っている。3

即興のための難しさ

ところが同じ答えの後半で、話は逆の側へ向かう。この曲はおそらく、自分たちのレパートリーのうちで即興がいちばん難しい曲の一つだ、と。比べる相手として挙げるのは、ソロの形が込み入った「Heat of the Day」と、1小節あたりのコードの変化が多い「Lakes」である。「Last Train Home」はそのどちらとも違い、旋律そのものの細やかさに少なくとも近づく即興を求める性質を持っていて、それを毎晩続けるのは容易ではない、とメセニーは書いた。1

出典・注

[1] Pat Metheny, Question & Answer: Last Train Home, patmetheny.com、2001年8月13日(ページの表示日)。質問はL91–93(使っていない)、メセニーの答えはL95–99。直接引用はL96。

[2] Still Life (Talking): 2006 Remaster, patmetheny.com。曲目L58–65、年L66、演奏者L77(盤全体)。L78の購入者の評は使っていない。

[3] iTunes Search: pat metheny last train home, Apple(米国)。Pat Metheny Group『Still Life (Talking)』3/7曲、338,187ミリ秒、日付欄1987-01-01。Pat Metheny Group『The Road to You (Live)』5/11曲「Last Train Home (Live)」、319,000ミリ秒、日付欄1993-01-01。Pat Metheny『One Quiet Night』12/13曲、275,040ミリ秒、日付欄2003-05-13。三つが同じ録音・同じ編成かどうかは確かめていない。

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