My Music Research10 年分のライブラリを、追加日順に
2022年11月7日 追加

Take Me To America

Salvatore Ganacci、Dubioza kolektiv / Take Me To America ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 2 分

ボスニアのバンドの曲を下敷きに

2022年10月30日のweraveyouの記事で、ニナ・クラリェヴィッチ(Nina Kraljevic)は、この曲がボスニアのダブ・ロックのグループ、ドゥビオザ・コレクティヴ(Dubioza Kolektiv)の「U.S.A.」をサンプリングしていると書いた。記事はサルヴァトーレ・ガナッチ(Salvatore Ganacci)をスウェーデンを拠点とするDJと紹介し、エミル・コビリッチ(Emir Kobilić)の名でも呼ぶ。そして、ボスニア系の移民としての出自を祝い、西側へのボスニアの移民に敬意を払う曲だと位置づけた。これは記者の見方で、本人の言葉は載っていない。1

記事は、ガナッチが自分の出自を曲につなげるのはこれが初めてではないとも書き、彼が世に出るきっかけになった初期の曲の一つとして、ボスニア系スウェーデン人のサッカー選手ズラタン・イブラヒモヴィッチ(Zlatan Ibrahimović)に捧げた「Zlatan」を挙げている。1

元の曲と、作曲者の欄

Appleのデータでは、ドゥビオザ・コレクティヴの「U.S.A.」は、2011年の日付の盤『Wild Wild East』の11曲の4曲目にある。2 Qobuzのこの単曲のページでは、発売は2022年10月27日。作曲者の欄にはEmir Kobilicの表記のほか、ブラノ・ヤクボヴィッチ(Brano Jakubović)、アディス・ズヴェキッチ(Adis Zvekić)、ヴェドラン・ムヤギッチ(Vedran Mujagić)らの名前が並ぶ。ページの表記はMDLBEAST Records(Zatara Recordingsからの独占ライセンス)である。3

フロアと盤

記事は、11月25日にMDLBEAST Recordsから出る予定のデビュー盤『Culturally Appropriate』の告知にも触れている。1 Appleのデータでは、この曲はその盤の15曲の14曲目に約3分51秒で入っている。2

力強いドラムと耳に残る言葉は、記事の時点ですでに、MDLBEASTのSoundstorm Festivalと、ルーマニアのSAGA Festivalでのガナッチのセットで観客に好意的に受けとめられていた、と記事は伝える。1

出典・注

[1] Nina Kraljevic, Salvatore Ganacci pays homage to his roots in new track 'Take Me To America', weraveyou、2022年10月30日(ページの表示日)。L84–93(紹介、サンプリング、出自、盤の告知)、L98–100(「Zlatan」)、L94–97(フェスティバルでの反応)。いずれも記者の地の文。盤名は記事中の一か所で「Culturaly Appropriate」と綴られる。

[2] iTunes Search: dubioza kolektiv usa、iTunes Search: salvatore ganacci take me to america, Apple(米国)。「U.S.A.」は『Wild Wild East』4/11曲、231,893ミリ秒、日付欄2011-01-01。「Take Me To America」は『Culturally Appropriate』14/15曲、231,135ミリ秒、日付欄2022-10-27(単曲も同じ長さ・日付欄)。

[3] Take Me To America, Qobuz。発売日L287、クレジットL330(作曲者欄に Emir Kobilic, Brano Jakubović, Adis Zvekić, Vedran Mujagić, Frans Bryngel, lmir Hasanbegović〔表記のまま〕)、権利表記L331。販売店の目録。

← この曲のページへ