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2023年2月7日 追加

Summer Lovin' - Edit

Cerrone、Purple Disco Machine / Summer Lovin' ▶ Spotify

エッセイ ・ 約 3 分

サンプルの許可を頼んだら、共作になった

この曲は、サンプルの使用許可を求める一通の連絡から始まった。2022年7月28日、Magneticのクリスティ・フォレスト(Kristi Forrest)の記事が伝えるパープル・ディスコ・マシーン(Purple Disco Machine)の声明によれば、彼は、記事がディスコの象徴と呼ぶセローン(Cerrone)のレーベルに、セローンの古典的な作品の一つからサンプルを使う許可を求めた。返ってきたのは、共作にしてはどうか、という答えだった。迷わず受けた、と彼は述べている。1 どの曲のサンプルだったのかは、記事には書かれていない。

5つの世代

声明の中で、パープル・ディスコ・マシーンはセローンを、自分にとってずっと音楽の英雄の一人だと呼ぶ。一緒に時間を過ごしてみて、英雄には会わないほうがいいという言い回しは当たらなかった、とも書いた。1 同じ記事にはセローンの側の声明も載っている。長年にわたって何度もサンプルに使われてきたと述べたうえで、彼はこう続けた。

"this track means my music now crosses 5 generations"(この曲で、私の音楽は5つの世代にまたがることになる)1

それは、自分の仕事に関わってきた多くの作り手たちのおかげだ、とセローンは言う。1 記事は、この曲をセローンの次のアルバム『Cerrone by Cerrone』からの先行曲として紹介し、アルバムは2022年10月14日にBecause Musicから出る予定で、古典曲や人気曲16曲をほかの作り手が作り直し、セローンがミックスする内容だと予告している。1 パープル・ディスコ・マシーンの別の仕事は、「Take Me Home (Purple Disco Machine Remix)」の稿で扱った。

約3分と約6分

Appleのデータでは、2022年7月28日の日付の単曲盤『Summer Lovin'』は2曲入りで、1曲目が約3分9秒の「Summer Lovin' (Edit)」、2曲目が約5分58秒の題名だけの版だ。2 同じ約3分9秒の「Edit」は、1曲だけの盤と、5曲入りの『Discoset 1 - EP』にも入っている。2 二人の声明も後に引く評も、この「Edit」でなく曲そのものについて語っている。

クラブより、ひとりで

Magneticの記事の5日後、8月2日に、DJのコノ・ヴィドヴィッチ(Kono Vidovic)が、自分が司会を務める番組Dirty Discoのサイトに短い評を書いた。パープル・ディスコ・マシーンの側からすれば、いつもとはまったく違う音で、それはとても良いことだという。曲の美学と構造は、色鮮やかなジャケットと同じく70年代のディスコの音にとても近い、とも書いた。3 どの長さを聴いての評なのかは書かれていない。

ヴィドヴィッチは続けて、全体としてよくできた音だが、クラブで聴くより、ひとりで物思いにふけりながら聴くのに向いている、と書いた。そして最後に、例外がありうると一語でほのめかし、その例外が何かは書かずに段落を閉じている。3 ここからは書き手の読みだが、クラブでかける側の人間が、クラブよりひとりで聴くほうに向くと書いたうえで、その判断を一言で開けたままにしている。

出典・注

[1] Kristi Forrest, Cerrone and Purple Disco Machine Collaborate On The End-of-Summer Disco Anthem 'Summer Lovin', Magnetic、2022年7月28日。始まりの経緯(記者の説明)はL32–36、アルバムの予告はL37–39、セローンの声明はL40–42(直接引用はL41の一節)、パープル・ディスコ・マシーンの声明はL43–44。二人の言葉は記事が引く声明で、取材ではない。

[2] iTunes Search: purple disco machine cerrone summer lovin, Apple(米国)。名義Cerrone & Purple Disco Machine。『Summer Lovin' - Single』1/2曲「Summer Lovin' (Edit)」189,003ミリ秒、2/2曲「Summer Lovin'」358,307ミリ秒、日付欄2022-07-28。『Summer Lovin' (Edit)』1/1曲、『Discoset 1 - EP』2/5曲、いずれも189,003ミリ秒。三つの「Edit」が同じ録音かどうかは確かめていない。

[3] Kono Vidovic, Purple Disco Machine reveals surprise collaboration with legendary Cerrone., Dirty Disco、2022年8月2日。評はL150(筆者本人のサイトの評として使い、事実の根拠にはしていない)。筆者の紹介はL155、番組についてはL176。同じ頁L148にもパープル・ディスコ・マシーンの声明が載るが、Magneticの文面と細部が異なるため使っていない。

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