別の一面を、サックスに頼む
2023年10月、スコットランドのデュオ、LF SYSTEMはMinistry of Soundから出した新しい単曲について、Instagramにこう書いた。
"We wanted to try something different and show another side of us so we asked James Knight to write some sax for us, and he kindly supplied us with a belter"(何か違うことをやって、自分たちの別の一面を見せたかったから、ジェームス・ナイトにサックスを書いてほしいと頼んだ。彼はとびきりのものを届けてくれた)1
DJ Magのマリッサ・セティン(Marissa Cetin)によれば、「Big Sax」はこの年の3枚目の単曲で、「Hungry (For Love)」「Dancing Shoes (Take Me Higher)」に続くものだった。前の年の8月には「Afraid To Feel」が、2020年代に入ってからそれまでで、いちばん長く英国の1位にとどまったダンスの曲になっていた、とセティンは添えている。1 Appleの登録では、作曲者の欄にナイトの名も並ぶ。2
発売日の紹介文は、4つ打ちに固定されたグルーヴとピアノの短い和音、ジャズの色を帯びて自由に吹くサックスのソロ、とこの曲を説明し、二人がすでにDJセットで試してクラブを沸かせてきた、秋の大きなフロアのための曲だと書いた。3
出典・注
[1] Marissa Cetin, LF SYSTEM share new single, 'Big Sax', on Ministry Of Sound: Listen, DJ Mag、2023年10月10日。二人のInstagramの言葉(記事内の引用。元の投稿は読んでいない)、この年の3枚目の単曲であること、前の2曲、「Afraid To Feel」の記録(記者の地の文。原文は「of the decade so far」で、「2020年代」は書き手の言い換え)に使った。同じ投稿で二人はナイトを、ある曲で知られる人として紹介しているが、本文には入れていない。
[2] Big Sax, Apple Music(MusicKitの登録値)。作曲者の欄(ナイトを含む3名)、レーベル(Ministry of Sound Recordings)、日付(2023-10-06)に使った。長さはiTunes Lookupで248,546ミリ秒。
[3] Scottish hitmaking duo LF System return with 'Big Sax', Sport Playlists、2023年10月6日。発売日の紹介文(曲の説明、DJセットで試していたこと、秋のフロアの曲という位置づけ)に使った。「out today」で始まる文面で、発売時の発表資料をそのまま載せたものと見て「紹介文」として扱った。DJセットで試していたというのも発表資料の言い分で、曲目表などで確かめてはいない。