答えの曲より先に出た、望みの曲
2024年8月、Ones To Watchのグレース・ホルツクロウ(Grace Holtzclaw)は、ジギッツ(jigitz)の最初のプロジェクト『don't come back』を、失恋から立ち直る道のりとして読んだ。彼にとってそれは、恋人が戻ってくるという楽観的な望みに始まり、一人の方がいいという自分で選んだ受け入れに終わる、と。
"These stages of grief fit together like puzzle pieces on “you’ll come back” and “don’t come back,” “first time,” and “last time.”"(悲嘆のこれらの段階は、「you'll come back」と「don't come back」、「first time」と「last time」で、パズルのピースのように噛み合う)1
望みの側の「you'll come back」は、2024年1月10日にR&R Digitalから単曲で出ていた。Beatportの表示では2分4秒、160 BPM、Bメジャー、ジャンルの欄はDance / Pop。2 7月26日に出た10曲のプロジェクトでは、この曲が1曲目に置かれた。Appleの曲の日付欄を見ると、答えにあたる「don't come back」と「last time」はプロジェクトと同じ日付で、「first time」は2023年2月、「you'll come back」は1月と、先に出ていた。3 ホルツクロウも記事を、シングルで気を持たせるのはもう終わり、という書き出しで始めている。1
年末の12月20日には、JEVとフェノアルテア(fenoaltea)がそれぞれ手を入れた二つの版が、元の曲と合わせて単曲で出た。4
出典・注
[1] Grace Holtzclaw, jigitz Offers a Glimpse at Love and Loss For the Club Rat in 'don't come back', Ones To Watch、2024年8月8日。プロジェクトの読み、引用、書き出しに使った。プロジェクト全体の評の中の一段で、この曲だけを論じたものではない。本人の言葉は見つからなかった。
[2] you'll come back (Original Mix), Beatport, 曲のページの表示。レーベル・長さ・BPM・キー・ジャンル・発売日。
[3] iTunes Lookup: don't come back, Apple(米国)。プロジェクトの発売日、曲順、各曲の日付欄に使った。1曲目の「you'll come back」は124,686ミリ秒で、日付欄は2024年1月10日。単曲と同じ録音かどうかは確かめていない。曲の日付欄は各曲が最初に出た日と読めるが、Appleがそう説明しているわけではない。
[4] iTunes Lookup: you'll come back - Single, Apple(米国)。2024年12月20日の3曲入りの単曲(「JEV Version」「fenoaltea Version」と元の曲)に使った。