A面の最後に来る、ほとんど不条理なほどの甘さ
シリウスモー(Siriusmo)は、自分のEP『The Uninvited Guest』の曲に一言ずつ添えている。「High Together」にはこうある。
"a blured childhood memory"(ぼやけた子供時代の記憶)1
綴りは原文のままだ。タイトル曲には「招かれざる客になりたい」と添えた人が、この曲では思い出を語っている。1
2009年の夏
EPは、ドイツのモデセレクター(Modeselektor)が立ち上げたレーベル、Monkeytown Recordsの最初の盤だ。品番はMONKEYTOWN 001、2009年7月の発売。12 Beatportに載る別の盤、2018年のLektroluvのコンピレーション『Elektrik World Vol. 2』の表示では、この曲は116 BPM、Gマイナーとなっている。3 原盤のEPの表示ではない。
Resident Advisorのアーロン・クーテイト(Aaron Coultate)は7月30日の評で、A面の曲順を追っている。1曲目の「The Door」はどんなクラブでも屋根を吹き飛ばすだろうとし、タイトル曲を経て、3曲目の「High Together」は前の2曲に比べて「ほとんど不条理なほど甘く、上向きだ」と書いた。2
同じ年の9月、個人ブログIllegal Smoking Robotは、EPで確かめるべき曲として「High Together」と「Nights Off」を挙げた。不満は曲が短いことだけで、どの曲にもきらめきがある、という書き方だ。4
出典・注
[1] Monkeytown Records, The Uninvited Guest, レーベルの盤の頁。「Comments of the artist himself」として載る曲ごとの一言に使った(レーベルの頁を経た本人の言葉)。レーベル紹介文には冗談めいた人物描写もあるが使っていない。
[2] Aaron Coultate, Siriusmo – The Uninvited Guest, Resident Advisor、2009年7月30日。評と品番、発売月、曲順に使った。
[3] Beatport, High Together, 曲のページの表示。『Elektrik World Vol. 2』(Lektroluv、2018年6月8日)の収録で、長さはライブラリの録音と0.2秒差。
[4] Siriusmo – The Uninvited Guest EP (2009), Illegal Smoking Robot、2009年9月25日。個人ブログ。署名は確かめていない。